猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2014年5月25日 (日) 受付開始 16:00 読書会 16:30~18:00 懇親会 18:30~21:30
- 第53回 東京文学サロン月曜会 ガルシア・マルケス 「百年の孤独」
今回の東京文学サロン月曜会はガルシア=マルケス追悼企画。課題本は『百年の孤独』でした。登場人物を把握するだけでも大変な作品ですが総勢110人を超す盛会となりました!
いきなり余談ですが東京文学サロン月曜会のサポーター(ボランティア)は今回から第5期と新しい面々となり、やる気十分です!
会場はいつも通り代官山 chanomaを貸切です。
開場前には各テーブルで進行役を行って頂ける方を集めて、盛り上がりそうな話題などの交換と共有を行います。自分が考えていなかった話題や切り口に触れることも多く、この地点で既にから白熱することもしばしば!
16:00になるといよいよ開場です。
今回は15の班に分かれて行いました。
代表の挨拶のあと、早速読書会の開始です。
靴を脱いでくつろぎならが話す席が多いのがchanomaの特徴です。
どのテーブルでも話題になったのは、どうしてしっぽのアウレリャノが愛によって生まれて初めて生まれた子なのか、マルケスの言う孤独や愛はどのようなものなのかといったものでしょうか。マルケスについて書かれた本などを読んでいると話題にも幅が出たようです。
読書会に続いてベストドレッサーの発表です。今回のドレスコードは『ラテン』。
手作り派が多かったのが印象的でした。
文中の一節から歯車の柄を選択。
学生時代にやっていた民族楽器を持って登場!
最後は受賞者の皆さんで写真撮影。おめでとうございます!
続いて第2部のアフターパーティー。
今回は新しい試みとして登場人物に対するアンケートを行いました。目だったところを上げてみると
好きな登場人物
1位 ウルスラ 35(男性14 女性21)
2位 アウレリャノ大佐 20(男性20 女性0)
ウルスラは納得ですが、大佐の人気が男性のみという予想だにしない結果に。違いって出るものなんですね。
嫌いな登場人物
1位 フェルナンダ 27(男性16 女性 11)
こちらも1位は予想通りですが、2位以下は票が割れて目立った存在はありませんでした。嫌いという感覚は意外に人によって違うということでしょうか。
なかなか面白いですね!
その後はさらに課題本を突っ込んで話したい、次回の課題本について、マルケスの他の作品について話したいテーブルなどに分かれ大いに盛り上がりました!
来月は6月29日 (日) に野崎歓さんをお迎えしての読書会です。課題本は下記のうちから1冊の読了になります。
・スタンダール『赤と黒』上・下(光文社古典新訳文庫)
・カミュ『異邦人』(新潮文庫)
・ウエルベック『素粒子』(ちくま文庫)
どんなお話が聞けるのか楽しみですね。また来月お会いましょう!