猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2014年8月23日(土)
- 第52回 東浩紀著 『弱いつながり 検索ワードを探す旅』
8/23(土)に開催された第52回「弱いつながり 検索キーワードの旅」にご参加下さった皆様、ありがとうございました。
課題本の著者は、作家であり思想家の東浩紀さん。東さんの本が課題本になるのは関西では今回で2回目です。
テーマは「強いネットと弱いリアル」。
さて、当日は小雨の降る中にもかかわらず、総勢32名の方にご参加いただきました。
A~Eの5つのテーブルに分かれ、いよいよ読書会スタートです。
猫町倶楽部のルールはただ一つ。
「他人の意見を否定しないこと」
和気あいあいとした雰囲気の中、自由な意見交換が行われます。
<Aチーム>
「ネットには強迫観念が潜んでいる。あくまでリアルが主、ネットは補完という生き方が幸せな使い方だと思う。」といった鋭い意見が出ていました。
<Bチーム>
全員が本の内容に共感。「20歳の時に書いた気になるワード30個を5年振りに読み返してみたら、今とほとんど変わっていなかった。」という参加者も。話が広がり、旅の体験談でも盛り上がりを見せました。
<Cチーム>
「異質な存在の重要性」「カオスと計画性のぎりぎりで次の一手を考える」「絶えずノイズを受け入れる」など、刺激的な意見が飛び交います。
<Dチーム >
「ネットどっぷりの人にとってははっとさせられる内容だけど、そうじゃない人にはしっくりこないかも」という率直な感想から、「あらゆる悩みは哲学とSMで治る」といった意見まで、幅広い議論を交わしました。
<Eチーム>
参加者それぞれの旅行体験の話を聞き、ネットからだけでは得られない「リアル」な体験から気づくことがたくさんあると改めて実感。
他の人の意見を聴くことで、自分の世界が面白いほどに広がっていくのが分かります。2時間半があっという間です。気が付くと終了時間になっていました。
最後に、管理人のタツヤさんからの挨拶と、今期からスタートした新サポーターの紹介で1次会は幕を閉じました。
このメンバーで一年間、参加者の皆様をサポートしてまいります。
さて、続いて場所を移しての2次会。1次会とはがらりと雰囲気が変わり、お酒が入ってさらに饒舌に。あちらこちらで楽しい笑い声が飛び交います。皆さんすっかりリラックスモードですね。
猫町倶楽部の大きな特徴に、「居心地の良さ」と「適度な距離感」があります。例え少し疎遠になっても、違和感なく戻ってこられる・・・そんな場所なのです。
次回開催は9/23(火・祝)、課題本はアダム グラント著 『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代』。
サポーター一同ご参加心よりお待ちしております。
文:なお 写真:ケンサク