猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2014年9月16日
- 石岡良治氏ゲスト 『視覚文化「超」講義』 (國分功一郎氏友情出演!)
ポロック、ベーコン、ウォーホルやクラシック音楽に取り組んできた東京藝術部。
今回は石岡良治さんをゲストにお迎えし、『視覚文化「超」講義』の読書会•講演会を開催しました。
スペシャルゲストとして、石岡さんの旧友でもあり、本の中でも対談している國分功一郎さんも急遽ご参加頂きました!
読書会では、自分の視覚体験と共に課題本にある情報の取捨選択、ギアチェンジ等についても語られ、自分だけでは気がつかない視点を共有しました。
また石岡さん、國分さんがグループをまわって参加者の質問に答えて頂きました。
石岡さんへは、ポストモダンやクールジャパン戦略からガンダムとエヴァの違いまで多様な質問がありましたが、即座に切り返して頂き、一同圧倒されました。
続いての講演会では、石岡さんから本を書いた背景、各章の解説頂きました。特にノスタルジアやあまり焦点が当てられないホビーの視点を詳しく解説頂き、課題本への理解が進みました。
場所を六本木甘太郎に移動して、石岡さんもご参加され、懇親会が行われました。
石岡さんを囲み、石岡さんの原体験としてのゲームや少女マンガ評から日本のカルチュラル•スタディーズまで喧々諤々、様々な話題で盛り上がりました。
今回は視覚文化という非常に身近でもあるテーマの為、初参加の方が多い会となりましたが、参加者の方の興味の広さ、それに的確に答える石岡さんとそれぞれに圧倒され、読書会の醍醐味を体感できました。
東京藝術部では今後も定期的に開催して参りますので、ぜひご参加ください。
〈写真•文〉麻子