猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2014年9月28日
- 第57回 東京文学サロン月曜会 ミラン・クンデラ 「存在の耐えられない軽さ」
先月の「真夏の死」から一か月、秋の風を心地良く感じる爽やかな日曜日、今回の猫町月曜会は「存在の耐えられない軽さ」が課題本です。
大きな窓からの日差しも明るい店内に、参加者の方たちが続々到着。期待が高まります♪
チェコ生まれのミラン・クンデラ氏の代表作である今作は日本でも人気が高く、熱狂的なファンも多い作品です。何度も読み返して愛している!という方から、いつか読んでみたいと思っていたからいい機会だった、または全然知らなかったけど読んでみた、という方まで、今回もバラエティーに富んだ参加者の方々が119人集まりました!
各班7~8人ずつに分かれ、本の感想を話し合います。哲学的なテーマや、夢と現実の入り混じる展開に、解釈は人それぞれ。「うまく言えないんだけど…」と時折考え込みながら、一生懸命に自分の感じたことを表現する参加者のみなさんの表情が素敵です。
また、まったく違うタイプの男女が交錯し、思いもよらない展開をみせる作品ということで、恋愛トークも盛り上がりました。自分がその立場だったらどうする?相手がこんな人だったらどうする?この人あり?なし???意外な意見に驚いたり、同じ考えの人と盛り上がったり。
靴を脱いで上がる席では、誰かの部屋に遊びに来たようなアットホームな雰囲気も♪
しゃべり疲れたら冷たいドリンクとケーキで一休みしながら、リラックスして楽しめる読書会です。
読書会の締めくくりはお楽しみのベストドレッサー賞です!
今回のドレスコードは「登場人物のひとりをイメージしたファッション」
各班から選ばれたベストドレッサー勢揃いの一枚です!みなさん素敵ですね!
山高帽女子や窓拭き(!)男子、犬のカレ-ニンを持参(?)の方など、みなさん自由な発想で楽しんでいます♪
ベストドレッサー賞を受賞した方には、猫町特製しおりが主催者より手渡されます。
しおりを5枚集めると猫町特製ノートももらえますよ♪
みなさんおめでとうございます!!
続いてはお酒やお料理も楽しめる懇親会です!お酒も入り一段とフランクに、明るく盛り上がる会場では、そこここで熱いトークの輪が…!
ドリンクやお料理を取りに行く途中や並んでいる最中に、隣合った初対面の人とでも「どうでしたか、今回の本?」と気軽におしゃべりできちゃうのが猫町の素敵な所!そのままそこで話し込んじゃうなんていうのもよく見る光景です♪
懇親会ではサポーターが課題本に合った音楽を選んで紹介し、会場をさらに盛り上げます。
猫町月曜会のmixiコミュ二ティでは、事前にその会の音楽テーマを発表し、参加者のみなさまのリクエストも受け付けています。
興味のある方は是非ご参加くださいね!
終了時間になってもなかなか話が尽きず、みんなが笑顔で盛り上がる会場の熱気が凄かったです!
まだまだ話し足りない!という方は是非mixiで猫町月曜会コミュにご参加頂き、「話したりんトピック」をチェックしてみて下さいね!
次回開催は10/26(日)、課題本はヘミングウェイ「老人と海」です。
言わずと知れた名作ですが、新訳が出たということで、新旧読み比べをしてみるのも楽しそうですね!
また来月お会いしましょう~♪
記:リコ 写真:かつのり まき