扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

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東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2015年02月22日(日) 
  • 【動画付】田中康夫「33年後のなんとなく、クリスタル」 第62回東京文学サロン月曜会 

第62回東京文学サロン月曜会は、ゲストに著者の田中康夫さんとジャズ・ミュージシャンの菊地成孔さんの両氏をお迎えしての開催となりました。

参加者の8割以上が課題本に加え副読本読了されるなど気合、関心ともに十分です。名古屋猫町からの遠征メンバーもいました!



会場はいつものchano-ma代官山です。今回は講演の時間があるので、いつもより30分ほど早いスタートとなりました。



サポーターが会場設置をする傍らでファシリミーティングが行われます。タイムテーブルやルールなどを確認し、課題本についてどんな話がでそうか盛り上がりそうかなど、ちょっとした読書会な感じで進めていきます。



時間が来ればさっそく受付開始です。ネームカードの裏には当日の課題本を縮小したシールを張る場所があるので参加する度に忘れずに貼っておくと、昔の回を思い出したり、ちょっとした達成感が出るのでオススメです。



受付開始から読書会開始までは30分程度。今日はどんな人が一緒の班なんだろうとちょっぴり緊張する時間ですが、みんなが同じ本を読んでいるので安心感があります。



ということで田中さん代表のタツヤさんから挨拶があったあと、早速読書会の開始です!



8名ほどの班に分かれて感想を話し合っていきます。毎回違った進行や雰囲気になるので何度来ても変化に富んでいます。



同じ課題本を読み同じ時代を生きているようであっても、少しずつ世代や個人による受け取り方の違いがあったり、逆に同じ部分があったりなど発見も然ることながら色々と考えさせられます。読書会ならではの醍醐味です。



これまでのゲストイベントでは時間の都合上、毎回くじびきにてゲストの方に回って頂くテーブルを決めておりましたが今回は田中さんのご厚意により全ての班に回って頂くことができました!














読書会終了後は恒例のベストドレッサーの発表です。今回のドレスコードは80′スタイルでした。



こちらの方「菊地賞」受賞



元祖!?携帯電話会場がどよめきます。



こちらの方はレコード



スカートを自作する人も!(この方猫町UG隊長です)



ダブルのスーツも懐かしいですね



田中賞はひとりに決めきれず3人が受賞
今回は男女ともにカーディガンをプロデューサー巻きにする方が多かったですが、このような所も課題本と一緒に考えると面白そうです。


少しの休憩を挟みもうおひとりのゲスト音楽家/文筆家の菊地成孔さんに加わって頂き対談トークイベントが行われました。





キーワードだけ拾っていくと、話題のピケティに言及するところから始まり『田中作品に通奏低音としてあるもの』『ノスタルジーとの付き合い方』『分けるという男性的考え方と全てを同一平面上で語る女性的思考』『なんクリの時間感覚について』『人間の顔を持った資本主義』といったことが次々に語られていきました。



この読書会の2日前に行われたお2人ラジオでのやりとりが文字起こしされているようなので、そちらをご覧になると雰囲気を感じることができるかもしれません。

菊地さんが最後におしゃった通り、講話だけでは伝わらないものがとても伝わってきたトークイベントだったのではないでしょうか!初の予定の60分を大きく超え90分のトークショーとなりました。



懇親会では菊地さんにDJもやって頂き、いつにも増して華やいだ場になりました!この距離感でゲストと触れ合うことができるのも町倶楽部ならではですね。










次回の3月22日(日)開催です。課題本は決まり次第Webに掲載するのでチェックしてください

記:もののふ  写真:さき 寺田

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