扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2015年03月28日(土) 受付開始18:00 読書会18:30~21:00
  • 第59回関西アウトプット読書会 トマ・ピケティ「21世紀の資本」後編


この名言を残したのは関西アウトプット勉強会副管理人のあっしーさんですが、
ついに、ついに読書会当日を迎えました。
第59回関西アウトプット勉強会
トマ・ピケティ「21世紀の資本」後編

毎日15ページずつ読み進めた人、仲間を集めて会議室で勉強会をした人、
読書会当日会場近くのカフェに6時間居座った人…
参加者の数だけドラマがありました。

深夜眠い目をこすり、早朝何とか時間を作って、通勤電車で筋トレを兼ねて
この本に挑み続けた、そんな苦しい戦いもこの日で遂に終わりを迎えるのです。

非常にハードルの高い本であるにもかかわらず、
関西では前半を超える30人もの方がご参加くださいました。
本当にありがとうございました。

まずは本日の進行役あっしーさんより、読書会のルールについて説明があります。


ルールはたった2つだけ。
・課題本の読了
・他人の意見を否定しないこと
他人のアウトプットを否定せず、丸ごと取り込んで課題本への理解に繋げる
これが猫町読書会の楽しさの一つなのです。

さあ、さっそく読書会のスタートです。


「r>g、まじめに働いても格差の埋められない現代社会の構造を知って驚いた。」
「累進資本税の導入が本当に格差阻止にベストな方法なんだろうか?」


「文章が長すぎる、もっと減らせるはずだ。」
「帯だけで十分、データ取得の苦労話が多すぎる。」
「世界での平均読書ページは25ページらしい…。」


「日本には、そこまでひどい格差はない。まだ希望が持てる。」
「いや日本でも格差はある。今後も正規・非正規の格差はなくなりそうにない。」
「個人が自分なりの幸せを自覚して生きていけば良い。低所得=不幸ではない。」


努力して成功すれば裕福になれる、そう教えられた現代人にとって
この本のテーマはなかなか衝撃的です。
課題本の内容に同感する人、反発する人、人生論に繋げる人、
本への感想から始まり、本の社会的な評価、
いったい購入者の何%がこの本を読了したのか等々…
チームの中で、話題は大きく広がっていきます。

フランスの大学者が書いた本であろうと遠慮はいりません。
猫町倶楽部の読書会において、各自の読み方に決まりや正誤はないのです。


読書会終了後は、懇親会会場へ移動します。

毎回おいしいお酒とお料理を提供してくださる栞屋さんにて
参加者はお互いの健闘をたたえ合い、勝利の美酒に酔いしれたのでした。


さて次回の第60回関西アウトプット勉強会は

2016年4月25日(土)
ロバート・キーガン
『なぜ人と組織は変われないのか-ハーバード流自己変革の理論と実践』

4/25(土)「なぜ人と組織は変われないのか―ハーバード流 自己変革の理論と実践」

です。
“必要だとわかっていても85%の人が行動にすらうつせない”
こんな帯の言葉にどきりとした皆様、ぜひぜひ次回読書会にお越しください。
皆様のご参加をサポーター一同心よりお待ちしております!

※次回は読書会開催時間が通常と異なります。くれぐれもご注意ください!!※

(文:ねむこ 写真:ケンサク)

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