猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2015年4月8日(水)
- 第88回名古屋文学サロン月曜会 田中康夫「33年後のなんとなく、クリスタル」【名古屋会場】
4月に入り、やっと暖かくなったと思ったら3月上旬の気温に逆戻り。そんな中、KAKO柳橋店では第88回月曜会が開催されました。
今回の課題本は元長野県知事で作家の田中康夫さんの新作、「33年後のなんとなくクリスタル」。田中先生のデビュー作、「なんとなくクリスタル」の続編にあたり、2月には東京でご本人をゲストにお迎えしての定例会が開催されました。
今回のテーブル札。カバーの色、薄いグリーンをメインにバブルな感じをイメージした宝石をあしらっています。
田中氏独自の文体に、「読みにくい」「作者の主張が見え隠れする」など意見は厳しめ!?
それならそれで話が盛り上がってしまうのが猫町のいいところではないでしょうか。
所々で、「田中氏は狙ってこれを書いてるの?いや、天然じゃ?」という意見が。
バブル期を経験していると登場人物たちにより共感ができるのかな?
今回は、小説家の吉川トリコさんも参加していただきました。吉川さんは6月の月曜会旅行でもゲストに来ていただきますのでお楽しみに。
本日のベストドレッサー。おめでとうございます。
(本日の1曲は本文P241からCarole Bayer Sagerの『Sometimes Late At Night』でした。)
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懇親会は洋食『キッチン ミルポワ』で行われました。
長野県知事室(当時)のようなガラス張りの店構え!
おいしい料理とワインで語り合いました。
80年代のこんなレアアイテムも披露…(笑)
それではまた次回、ミシェル・ウエルベック『素粒子』でお会いしましょう!
(レポート:みるふぃー・あじさい)
(写真:ジャスミン・あじさい)