扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

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名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2015年7月18日(土) 
  • 名古屋アウトプット勉強会 第103回吉川浩満「理不尽な進化:遺伝子と運のあいだ」

第103回目の名古屋アウトプット勉強会は、吉川浩満さんの「理不尽な進化:遺伝子と運のあいだ」を課題本に、7月18日土曜日の13時半より、名駅近くのウインク愛知で行われました。

 

今回は、著者の吉川さんのゲスト参加に加え、土曜日開催ということもあって多くの方に参加していただきました。

東京、大阪では、既に同じ課題本で読書会が開催されており、大盛況だったそうで、開催前から期待が上がります。

読書会開始前に、吉川さんから挨拶をいただきました。

「ここにいらっしゃる全ての方が、わざわざこの分厚い本(432ページ)を読んで参加して下さったことに感謝します」「普段は自分の本の読者の方と話す機会がありませんので、猫町の読書会は有難い貴重な機会です」



9つのテーブルに分かれ、各テーブル7-8人で読書会はスタートしました。



参加者の方が自由に意見を言い合います。読書会のルールは、課題本の読了と、相手の意見を否定しないことのみ。課題本の内容を全て理解したり、高度な意見を言ったりする必要は、全くありません。

「後半以降の内容が難しく、あまり理解出来なかった」という方も他の参加者の意見を聞いていく中で、内容への理解が深まります。



参加者によって、課題本に関する感想は、以下のように様々です。

文学好きの方は、課題本の内容と海外文学を関連された話。

理系の方は、遺伝子に関する話。

哲学や社会学好きの方は、進化論の社会への受容のされ方の話。


読書会の合間、著者の吉川さんも各テーブルを順番にまわって下さいました。参加者の質問に答え、直接意見をかわしします。





読書会の最後には、参加者一人一人が「この本を読んで学んだこと」を宣言していただきました(最近始めた試みです)。テーブルごとに最も良い宣言をした方を選んでいただき、みなさんの前で発表しました。



読書会の後は、吉川さんによる講演会です。





「課題本にはない話をしたい」ということで、本の読み方や問いの立て方などを、スライドを使ってお話して下さいました。参加者の質問にも、おもしろおかしく答えてくださいました。

講演会終了後に集合写真を撮影し、読書会+講演会が終了しました。



伍味酉名古屋駅前店に場所を変えて、少し早めの17時半から懇親会がスタートしました。

懇親会には、読書会に引き続き約8割の方が参加されました。引き続き課題本の話を続ける方もいれば、全く関係ない雑談をされる方もいて、より参加者同士の交友が広がります。もちろん、吉川さんも懇親会まで参加されました。

速達生のマルト水谷様とのコラボにより、新鮮なビールのプレゼンを聞いたり、試飲ができたりする時間もあり、いつも以上に楽しむことができました。



今回の課題本は、ビジネス書とは関係ない遺伝子に関する理系の本ですので、ビジネス書を読むアウトプット勉強会で、なぜ理系の本を扱うのかと思われる方もいるかもしれません。

名古屋アウトプット勉強会では、ビジネス書だけに特化せず、人文系の本や時には理系に踏み込んで、幅広い分野の課題本を扱います。

普段はビジネス書でなく、文学や人文系の本を中心に読まれている方も、大勢参加されています。ビジネス書や実用書にはあまり興味がないという方も、是非お越しになって下さい。

次回の名古屋アウトプット勉強会は、8月21日金曜日にウインク愛知で、エーリッヒ・フロムの『愛するということ』を課題本として行います。

次回も是非お越し下さい。

最後に、皆さんの実行宣言はこちら

        

文:アタッカー、もし

写真:もは

Special thanks to 吉川さん、大脇さん、水谷さん

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