猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2015年9月4日(金)
- 太宰治「斜陽」【藤ヶ丘会場】
夏の陰りがみえはじめた9月4日(金)、名古屋藤が丘のJAZZ茶房靑猫にて第93回名古屋文学サロン月曜会、9月の定例会を開催しました。今回からこの藤ヶ丘会場限定の特別企画が始まるためか期待に満ちた参加者の方々が次々と着席していきました。
始まりました、「猫町ジャズ講座mini・歴史編」!JAZZ茶房靑猫マスター高橋さんがジャズの名曲を初心者向けに解説してくれます。第1回はモダンジャズ、15分間と短時間の講座であることがとても惜しい!
シックなジャズで開場が温まったところで読書会開始。「斜陽」を読んだのは初めてという参加者の方も数多くいらっしゃいます。
「かず子の手紙ちょっと怖い」「直治って本当は真面目で純粋ですね」「この人たちなんで不良になりたいんだろうな?」「かず子の恋と直治の恋どちらをしたい?」「登場人物の思考って筋は通ってるんだけど感覚的で論理的ではないよね」「上原さんってそこまでいい男?」「弱音を吐くダメ男はモテる!」
戦争をきっかけに崩壊していく登場人物たちに対する様々な意見が飛び交います。かず子とお母さまの母娘関係、直治の自殺までのいきさつ、斜陽族、話題はどんどん広がっていきます。
今回も2時間近くにわたって熱心なアウトプットが繰り広げられました。まだまだ言い足りないこと、気になっているがある方はぜひmixiのトピックをチェックしてみてくださいね。(http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2226186&id=77626066)
今回のドレスコードは「登場人物の一人をイメージして」です。
お母さまから叔父さままでユニークな発想のベストドレッサーはこちらの6名です。連勝中の猛者の中に初受賞者の姿も。さらにベストドレッサー5回目の方にはファッショニスタノートが進呈されます。おめでとうございます!
懇親会はばんばんざいにて開催しました。乾杯!
「斜陽」では「ギロチン、ギロチン、シュルシュルシュ」と荒んだ酒盛りの場面がありましたが、こちらは終始和気藹々、にぎやかな談笑がいつまでも絶えませんでした。
参加者のみなさまありがとうございました。
次回の課題本はデュマ・フィス「椿姫」、10月16日(金)藤が丘会場にてお会いしましょう!
文責:おりがみ
写真:名古屋月曜会第8期藤ヶ丘サポーター