猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2016年3月19日(土)
- 関西文学サロン月曜会 第13回 「Carver’s Dozen レイモンド・カ-ヴァ-傑作選」
春の京都に花の便りがとどきはじめました。
今日は関西文学サロン月曜会の読書会の開催日です。
3月の課題本は「Carver’s Dozen レイモンド・カ-ヴァ-傑作選」です。
関西文学サロン月曜会では、課題本を恵文社と猫町倶楽部が交互に選書します。今回は、おまちかね恵文社の選書です。
今月は初参加25人を含む、40人が恵文社一乗寺店COTTAGEに集まりました。
2月に引き続いての満員御礼です! 初参加も多く、少し緊張気味で読書会開始を待つ方もちらほら。
会場に到着したら入り口の受付にてお名前を教えてください。
名札(今日、呼んでほしいニックネーム)を書いていただき、テーブルにご案内します。
定刻の17時になったら読書会のはじまりです。
読書会は6~7人のグループに分かれて進んでいきます。
各テーブルにはファリシテーターという司会役がいますので、まずはファシリテーターの進行に沿って、自己紹介や参加のきっかけなど順番にお話ししていきましょう。
お菓子をつまみながら、なごやかな雰囲気で読書会がスタートします。
それでは、各テーブルの様子をお伝えしていきましょう。
「映像化するならどの作品のどのキャラクターが良いかな?」
「カーヴァーが好きで参加しました!」という方からカーヴァー小説におけるテクニックの解説が飛び出したり、シナリオライティング勉強中の方からはストーリー構成という観点からの分析があったり。
短編集は、どの短編が一番心に残ったか?、なんていうお話も楽しいですよね。
さて、月曜会には読書会を盛り上げる遊びとしてドレスコードが設定されています。
今回のドレスコードは「ミニマル」でした。
各テーブルのベストドレッサーの皆さんで記念撮影。
全身大好きなブランドでミニマルを表現した方、こなれたオールホワイトコーディネートがとてもお似合いな方、「普段は花柄とかが好きなんですけど…」と言いつつ新たな着こなしに挑戦した方。ベストドレッサーの皆さん、おめでとうございます。
ここで読書会は終了となります。お疲れさまでした。
私も初めて読書会に参加したときは、2時間も話すことがあるかしら?と不思議に思っていましたが、終わってみれば話し足りないほど、大いに盛り上がること間違いなしです。
さてさて、読書会のあとは、お待ちかねの懇親会です。
ケータリングは、お馴染みの食堂スーフルさん。
カーヴァーの小説には、おいしそうな食べ物がたくさん出てきますが、なんと今月はそれらを忠実に再現したフードとドリンクをご用意いただきました。登場ページ(中公文庫版)と共にメニューをご紹介します。
<本日のメニュー>
●シーザー・サラダ (22ページ『でぶ』)
●フライド・チキン (207ページ『ぼくが電話をかけている場所』)
●サワークリームをかけたベイクド・ポテト (22ページ『でぶ』)
●バターを塗ったパン (168ページ『大聖堂』)
●温かくて甘いロールパン (266ページ『ささやかだけど、役に立つこと)
●チーズ・ケーキ (27ページ『でぶ』)にチョコレートシロップをたらして (27ページ『でぶ』)
●三段重ねのピーナッツ・バター・クラッカー (40ページ『サマー・スティールヘッド』)
●レモネード (319ページ『レモネード』)
食堂スーフルさんのメニュー紹介に、会場から「おおぉ!」という歓声が上がります。毎回、おいしくかわいいケータリングをありがとうございます。
そして懇親会の途中ではテーマ別の席替えが開催されました。
今回のテーマは春らしく「花見」「恋バナ」そして「好きな本」などなど。
ここで盛り上がったテーマは『課外活動』として開催されることもあるんです。
読書だけに限らず、幅広いお話ができるのも、猫町倶楽部の魅力のひとつです。
最後に全員で集合写真。
今回は本当にたくさんの初参加者にお集まりいただきました。
初めての参加は、誰でも緊張しますよね。少しかしこまった雰囲気でスタートしたテーブルもありましたが、そこは同じ課題本を読了した仲間同士。気づけばいつのまにか打ち解けて、いろいろなお話をすることができますよ。
そうそう、猫町倶楽部を楽しむコツをお教えします。
3回続けて参加すると、すぐ友達ができて、より読書会が楽しくなります。
最後に関西猫町倶楽部からお知らせです。
関西月曜会では第2期運営サポーターを大募集中です。
サポーターになると、猫町倶楽部を何倍にも楽しむことができますよ!
詳しくはmixiの関西文学サロン月曜会コミュニティまで。
次回の月曜会は2016年4月9日(土)村上春樹「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」です。
そういえば、今月課題本の編訳も村上春樹さんでしたね。すぐに満員になってしまう予感がしていますので、お申込みはお早めに。
それでは、みなさん関西猫町倶楽部でまたお会いしましょう。
記:しんちゃん/あいこ 写真: Shige/タロウ