猫町倶楽部

１１月、トライアルの０回目から数えると、三度目の福岡猫町。

 

様々な方法で猫町を知り、時間・距離・気持ち etc…

様々なハードルを乗り越えて、福岡市天神４丁目の老舗喫茶店風街まで、

参加者の皆様がたどり着いて頂きました。

 

初対面の方の前でお話すること…

最初は緊張感がありますが、

ウォーミングアップの自己紹介が終わる頃には

カラダも気持ちもあたたかくなって、和やかな雰囲気に。

今回は２グループで読書会スタート。

読後感を言葉にして皆さんに共有、

どんどん言葉が溢れて飛び出してきます。

 

知識の共有よりも感覚の共有。

他の方の感想を聞いて自分自身がどう感じるかも、

読書会は自身自身のココロ模様も映し出していきます。

 

特に今回の課題図書はクローンとして生まれた子供たちを描いた作品、

考えさせられるテーマでした。

 

作者カズオ・イシグロが淡々と描く情景の美しさも目を引きますが、

いまここにある命にどう向き合うか、

自分がクローンだったらどんな気持ちなのか、

という哲学的な話題もチラホラ。

 

純粋に読み手の立場からのコメントも多数ありながら、

わたしが作者だったら?と書き手の立場からの発言も出てきたり、

年齢・性別・立場・仕事・経験、様々な猫町読書会の醍醐味を感じる…

あっという間の２時間。

 

からの、お楽しみ懇親会は次回読書会の会場となるHABITにて…

こちらでも和気あいあいと、席替えしながら、いろんなトピックを、

語る語る語る、賑やかな宴となりました。

 

道程の中に猫町倶楽部がある人生、

なかった頃より少し自分がアップデートされたような気がする。。。

そんな実感が高まった、福岡第二回でした。

 

次回は４月２９日（金・祝日）、

課題本は泉鏡花著「春昼・春昼後刻」(岩波文庫)です☆

詳細はこちら⇒http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/31946