扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 4月24日(日) 受付開始16:00 読書会16:30
  • 第76回 東京文学サロン月曜会 カズオ・イシグロ 「わたしを離さないで」

4月24日 第76回 東京文学サロン月曜会 カズオ・イシグロ「わたしを離さないで」が開催されました。



綾瀬はるかさん主演でドラマ化、また映画化もしていた作品なので名前を知っていた方も多かったのではないでしょうか。
原作とドラマの違いなども今回は話が盛り上がりそうです。


1990年代、イギリス。物語は大人になって介護人として働く主人公キャシーの現在とキャシーの回想する子供時代が混ざりあって進んでいきます。
主人公キャシーの目線を通して語られる淡々とした文体も特徴的です。

他人の意見を否定しないこと。ただし、作品や作者は批判してもよし!が猫町倶楽部のルール。
「子ども時代の話にノスタルジックを感じる」との意見に同感と盛りあがったり、はたまた「話が暗くてあまり好きじゃない」「わたしは明るい話だと思った。だから好き。」と意見がわかれて盛りあがったり。



「自分がキャシー達みたいだったらどうする?」「みんなが逃げ出さないのが不思議。これって洗脳だよね」「もし自分が保護官だったらキャシー達に運命を話しちゃうかな?」
臓器を提供するためのクローンである主人公たちの運命にたくさんの疑問や意見が出ます。「キャシー達の命はたしかに短いけれども、私達だって終わりがあるという意味では同じなのでは?実は洗脳されてたりして」という意見もありました。



ドラマ視聴派からは
「原作とドラマ全然違った!」「最初病院のシーンだったからあれ?医療ドラマだったけって思っちゃったよ(笑)」なんて声も。

「設定はクローンとかSFチックだけどそこで逆襲とか逆らったりしないからSFにならないでいい」
主人公の子ども時代のシーンに「筆箱のくだりとかすごく懐かしい」と話したり「女子ってこういう細かいものにこだわるよね」「そこは男子にはないよね」と男女の違いについて話したり。

さて、猫町倶楽部月曜会文学サロンには課題本のテーマやイメージにまつわるドレスコードがあります。
今回のドレスコードは主人公たちの子ども時代になぞらえて「スクールファション」!
みなさん懐かしの学生時代に気合が入っています。ここでベストドレッサーに選ばれた方々をご紹介。



懐かし学生時代のジャージ。実はとある刺繍が入ってるそうです・・・!



胸元の「K」は母校に実際にあったくせ毛バッヂだそうです。



壜底眼鏡に鉢巻、受験生ですね!!がんばれ!



白衣です。理系学生ですね!



他にも母校のノベルティティディベアや体操服、制服コーデ、小学生の時に着ていたワンピース(まだ着れるなんてすごい!)、カセットなど学生時代にもどったような気分になりますね!



懇談会ではお酒を飲みながら食事を楽しんだり話をしたり。



家にあった本を持ち寄って交換する猫町堂古書店も開催しております!



最近読んだ本のこと、本以外の話…わいわいと盛りあがりながら春の宵は更けていきます。



月曜会にはありとあらゆるジャンルの本好きがいます。筋金入りの読書家から本はあんまり読まないけど好きな人など様々です。

次回の月曜会は5月22日(日) 課題本萩原朔太郎の「猫町 他十七篇」 です。
みなさまのご参加をお待ちしております!!

記 ちゃんみな カメラ バベルの塔の狸・ひとみ

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