猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2016年6月18日
- 関西アウトプット勉強会 第74回 『人工知能は人間を超えるか』
梅雨の晴れ間の6月の関西アウトプット勉強会の課題本は、松尾豊著『人工知能は人間を超えるか ディープランニングの先にあるもの』です。
会場は、いつもの阪急梅田茶屋町口から徒歩5分、茶屋町アプローズ13階の14号会議室です。
久々の理系本に、初参加者5名を含む29名の方にご参加頂きました。ありがとうございます。
1チーム6〜7人に分かれ、今回は5つのグループができました。各チームに1人ファシリテーターと呼ばれる進行役がいます。読書会前に集まるファシリテーターミューティングでは、課題本から話がそれてもOKだけど『参加者ひとりひとりが、他の人の意見を否定しない』、ホームページ掲載用の写真許可の確認、話題に困った時は…などなどを事前に打ち合わせします。
この打合せのテーブルが一番楽しそう♪とひそかに評判です。
常連さん、数回目の人、初参加の人。
最初はドキドキです。自己紹介(ニックネームでOKです!)をして、課題本の感想を言い合ってる内に、気持ちがほぐれて笑顔が増えていきます。
人工知能は人間を超えるのか。
なかなか挑戦的なタイトルですが、内容は、イロモノ扱いされやすい人工知能学者の地道なお話です。
「近い将来自分の仕事がキカイに取られるのでは!?」「人間にしかできないことって?」「最新の人工知能情報」「LINEのりんなちゃん」「しあわせって、なんだろう…」などなど話題は尽きませんでした。2時間強あっと言うまです。
個人的には、ルンバ(ロボット掃除機)に対する一部の文系・理系の認識の違いが印象的でした。
文系派は、キカイが人と同じようにゴミを認識して吸いに行くと思っていましたが、理系派曰くキカイの仕組み上、部屋の形状を認識して動き、通過地点にあるゴミをたまたま吸い込むだけ…らしいです。キカイにできることの限界や仕組みがわかると、この本のタイトルに対する印象がだいぶ変わりました。
読書会が終わったら、みんなで懇親会場に向かいます。
今回は、初利用の居酒屋さんです。飲み放題のドリンクメニューが豊富で、明るすぎない照明がいいかんじです。まずは、読書会のグループで固まりほっこりした頃に、席替えタイムです。自分の好きなテーマを選び、テーマごとに固まります。今回のテーマは「もしも所有するとしたら、どんなロボットがほしい?」「夏休みの計画」「ボーナスの使い道」「雨の日の過ごし方」「酒(フリーテーマ)」です。
途中で他のテーマと合併したり、脱線したり、話がとぎれない中、22時頃に解散です。
個人的に…本の中で語られるディープランニングの意味は最後までわかりませんでしたが…課題本を最後まで読んでいれば、わからない箇所があっても読書会は楽しめます(わかったらもっと楽しいです♪)。みんなで同じ本を読んで、その本を糸口にいろんな人と話す!ことが、猫町読書会の醍醐味です。
次回は、7月16日(土)菅付雅信著『物欲なき世界」です。
さらに関西では初となる、猫町参加0~2回目の方を対象にした、初心者限定読書会も7月9日(土)にあります。
ご参加お待ちしています!
(文 : しば 写真 : たくみ/まきしむ/しば)