扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

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  • 名古屋アウトプット勉強会 第116回 特別イベント「海猫沢めろんを読む」 課題本『夏の方舟』『明日、機械がヒトになる』

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2016年8月11日(木・祝) 
  • 名古屋アウトプット勉強会 第116回 特別イベント「海猫沢めろんを読む」 課題本『夏の方舟』『明日、機械がヒトになる』

8月11日に第116回名古屋アウトプット勉強会特別イベント「海猫沢めろんを読む」と題し、「夏の方舟」「明日、機械がヒトになる ルポ最新科学」を課題本に著者海猫沢めろんさんをお招きしての読書会が開催されました。

 課題本を2冊のうちどちらかを選ぶ、選択制であったため、「夏の方舟」と「明日、機械がヒトになる」のグループ(それぞれ3グループ)に分かれてアウトプットを行いました。

「夏の方舟」という本は、恋愛ものの小説ですが、登場人物にほとんど女性がでてきません。ただ、テクノロジー、大人と子供と、性の曖昧さなどが随所に盛り込まれており、それぞれのグループで深い話ができたと思います。めろん先生も各テーブルを回っていただき、参加者の方の質問に答えていただきました。各テーブルに先生が回ると話が盛り上がり、笑い声が響いていました。

 「明日、機械がヒトになる」では人間と機械の境界は何か、これを命題にしてSR,3Dプリンター、アンドロイド、人工知能などの7人の科学者にめろん先生がインタビューした本です。こちらについては科学の最前線が分かるように書かれており、参加者の皆さんも驚くと同時に、思い思いのアウトプットをして大変盛り上がっていました。

 読書会のあと休憩を挟み、トークショーが開催されました。ここでは、先生の学生時代を始め、今まで就いた職業、ペンネームの由来などが語られました。

特に印象深かったのは、先生の出身校についての紹介の動画でした。あまりの衝撃に参加者の方もびっくりしていたようでした。また、「海猫沢めろん」というペンネームも、先生が書いた小説の中の登場人物からとったとのことでした。また、今回の2冊の本は、ジャンルとしては全く違いますが、考えているテーマを色々な形でアウトプットしているとのことで、この2冊の共通のテーマは「データ的実存」についてとのことでした。その後、読書会の最中に参加者の方に書いていただいた質問票が約30件あったのですが、それを一気に答えていただきトークショーは終了いたしました。

 その後、めろん先生と懇親会会場へ。先生は、こちらでも各テーブルを回ってくださり、参加者の方の質問に気さくに答えてくださっていました。次の日は、福岡でイベントがあるとのことでしたので、残念ながら先生自体は19時に会場をあとにされましたが、皆さんそれぞれのお話しにとても盛り上がって交流を深めていました。

 次回のアウトプット勉強会は9月23日(金)です。課題本はジャック・アタリ「危機とサバイバル」です。「21世紀を生き抜くための(7つの原則)」を副題としているように、21世紀の予測される混乱と危機へのサバイバル戦略について書かれた本です。危機に備えての7つの提言はどんなものか、知っていただくにはいい機会だと思います。皆さま、ぜひご参加ください。

 文 HIROKO・ぶんぶん
写真 ぶんぶん

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