猫町倶楽部

8月20日（土）。
お盆休みが明けても休み気分が抜けきらない中、関西アウトプット勉強会は恒例になりつつある大阪茶屋町はちゃやまちアプローズタワー13階にある会議室で行われました。
（会議室は13階の14号室になりますので、14階と間違えそうになります．．．注意してくださいね（笑））
参加者は27名で、今回初めてご参加される方は、そのうち7名いらっしゃいました。

今回の課題本は「孫子」（岩波文庫）です。
読書会に参加するためには、課題本を読了しなければいけません。
今回の「孫子」は、ページ数は200ページほどの文庫本ですが、古くから読み継がれる兵法書ということもあり、読みごたえは十分でした。


まず、こちらが入口の看板です。
こちらの看板は、毎月課題本に合わせてサポーターがデザインしています！
著者とされる孫武と目が合い、ドキドキ…、テンションが上がります。


会場に入ってみれば、この通り！
先ほどの孫武と目が合った時の緊張感をほぐしてくれるさわやかなサポーターの笑顔！

※サポーターとは、運営ボランティアスタッフのことです。
みなさん、読書が好きでこの関西アウトプット勉強会の運営のお手伝いをしています。


ファシリミーティング♪
こちらは読書会前のミーティング。
読書会はファシリテーターと呼ばれる進行役の人が導いていってくれます。


会場に入ると、案内されたテーブルへ。
ランダムに選ばれた参加者たちが一つのテーブルを6人前後で囲みます。
その中に先ほどの進行役、ファシリテーターの方が一人ずつテーブルに着きますので、初めての参加でどのようにしていいかわからない方でも安心です。

今回の課題本は「孫子」は、約2500年前に書かれた兵法書で、ナポレオンや武田信玄など歴史上の人物から、松下幸之助、本田宗一郎、ビルゲイツなど多くの経営者に読まれてきました。「孫子」が書かれた時代は、戦に勝つことが目標ではなく、生き延びるためにはどうすればいいのか、それはまさに現代のビジネスに通ずるところがあり、今でも愛読書としてあげる著名人が数多くいます。


私のように初めて読んだ孫子素人から、すでに何度も読み込まれている孫子玄人まで、読んで感じたことや、わからなかったこと、好きなフレーズなど、お互いに意見を交換します。
そんなことしたら、議論が紛糾してしまうのではないかと心配しますが、ここは猫町倶楽部。
ルールがございます。
「人の意見を否定しないこと」
このルールのもと自由な議論ができ、人の意見から新たな発見を得ることもしばしば。


ふむふむ．．．
なるほど．．．
勉強になります。


そして、最後に集合写真をパチリ！！
参加者全員集合です。
顔が写ってしまっては困る方は、課題本である「孫子」が代わりに写ってくれます。
仕事をさぼって参加した方、すっぴんで写真を撮られるのが恥ずかしい方、また、身元がばれてしまうと大変な要人でも安心です。


その後は、会場を変えて懇親会へと駒を進めます♪
今回は読書会会場の向かいにある“カフェ・ラ・ボエム茶屋町”さんで。
読書会とはまた違う雰囲気の中、美味しいお食事とお酒（もちろんソフトドリンクも）で、話も弾みます。
懇親会では“ゆる席テーマ”といって、読んで字のごとく、ゆる～く語り合おうという企画があります。各テーブルでテーマが分けられ、参加者は気になるテーマのもとへと席替えをします。今回は、「酒」「夏休みの過ごし方」「文学」「課外活動」でした。
こんな感じで、読書会では席が離れてて話ができなかった人ともすぐに談笑することができます。

私個人的な感想ですが、本との出会いって偶然ではないと思います。
それぞれが必要なタイミングで、出会うべくして出会うのだと思います。
私はあまり読書が得意ではなく、そんなに数を読んでいるわけではありませんが、昔から「孫子」は気にはなっていました。しかし、今まで手に取ることはありませんでした。
今回、読書会のために読みましたが、今の自分にたくさんのヒントを得ることができました。
猫町倶楽部の読書会は、参加者みんなで共有し、気づかなかった角度から新しい発見ができる場だと感じました。

そんな本との出会いと新しい発見を求めて、関西アウトプット勉強会をのぞきに来てください。

次回の関西アウトプット勉強会は、9月17日（土）。
課題本は、世代を超えて読み継がれる不朽の名著、森信三著「修身教授録」 (致知選書)
です。

ここまで読んでくださったあなた。
また、関西アウトプットでご一緒できるのを楽しみにしております！
猫町サポーター一同より

（文 : のり 写真 : つぎ／タクミ）