猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2016年10月15日(土) 受付開始15:30 読書会16:00~18:00
- 関西アウトプット勉強会 第78回「経営パワーの危機」(三枝 匡)
関西月曜会が2015年2月に設立されたのを機に、関西アウトプット勉強会は2015年05月からは大阪・梅田の茶屋町にある「ちゃやまちアプローズタワー13階会議室」に拠点を移し、京都と大阪の2拠点で活動を行っていますが、10月〜12月は会場が改装工事で使えないため、10月は臨時で大阪の天神橋筋六丁目にあるオシャレな古民家バー「バー エスカ」さんにて読書会をする事になりました。
通常よりも開始時間が1時間半早く(※注①)、また会場も少し交通の便が悪い場所だったのでどれだけ人が集まるか不安いっぱいでしたが、参加者は18名で今回初めてご参加される方も2名いらっしゃいました。来てくださった皆さん、本当にどうもありがとうございました♪
<※注①>
多くの場合、関西アウトプット勉強会は17時半スタートです。
さて、今月の課題本は「経営パワーの危機」。ちょうど1年前の課題本である「V字回復の経営」と並ぶ三枝 匡さん3部作の2作目です。今月の案内板は、この開催レポートを書いている僕と同じく「サポーター(※注②)」をしているあきちゃんさんが作ってくれました☆
<注②>
「サポーター」とは、半期に一度募集している関西アウトプット勉強会の参加者からなるボランティアスタッフの事です。なお、普段はみんな会社の経理部門や企画部門、研究開発部門などで働いているフツーの社会人です^^;。
会場入り口で受付を済ませ、各テーブルへ。特に参加回数が少ない方は読書会開始までの待ち時間が一番ドキドキすると思いますがご安心あれ☆各テーブルには「ファシリテーター(※注③)」と呼ばれる、各テーブルの参加者が楽しみながら心地よく発言できるような雰囲気を作り出し、有意義な会となるよう奮闘してくれているボランティアの方が待機してくれています☆また、各テーブルもなるべく顔見知りで固まらないよう配慮していますし、「内輪トークばかりしてて会話の輪に入れない」みたいな事はまず無いと思います♪
<注③>
「ファシリテーター」は猫町倶楽部の参加歴が3回以上の参加者さんにお願いしています。課題本の専門家ではないので難しい質問をされても答える事は出来ませんが、饒舌な方の独演会になるのでは無く、発言機会ができるだけ平等になるように意識して司会進行を頑張っています☆出来る限り1度はファシリテーターを経験して頂いて、みんながみんな、他の参加者さんに対して思いやりを持って接してあげられるような会になったら良いなと思っています♪
開始時間になると、まずは司会進行役のサポーターより猫町倶楽部で最も大切なルールの説明があります。といってもそれはただ一つ、
「人の意見を否定しないこと」
このルールがあるおかげで、全ての参加者が平等に気兼ねなく自由に課題本を読んで感じた事や疑問点などをみんなと共有する事ができますし、また、人の意見を否定せずしっかり聞くようにする事で、一人で本を読んだだけでは得る事が出来なかった新たな発見を得ることもしばしば。
また、これは特にルールという訳では無いですが、基本的に関西アウトプット勉強会は交流の場であり、議論ありきの場ではありません。従って、自分の意見や考え方を他者に押し付けようとする人もほとんど見たことがありません。普段は余りみんなの前で話をする事が得意では無い方も、「多くの人に共感してもらえた」「自分の思いをみんなにうまく伝えることが出来た」といった感じですごく楽しい気持ちになれますよ~♪
なお、今回の課題本の著者である三枝 匡さんのすごいところは、コンサルタントに近い形で日本企業の事業再生の仕事にあたっていた時にこの本を書いた後、実際に自らも2002年6月に従業員340人の商社に過ぎなかったミスミグループの本社代表取締役社長CEOに就任し、事業内容を開発・製造にまで広げて1万人規模の国際企業に変身(売上高4倍以上、営業利益4.8倍以上に成長)させたという点です。成功した後に本を書く事なら誰でも出来ますが、成功する前にこの本を書いたという事が何より僕はすごいと思いました。ちょうど1年前に同じく三枝匡さんの「V字回復の経営」が課題本になりましたが、こちらは更に面白かったので、本作が面白いと思った方は是非是非こちらもご覧下さい♪
読書会終了後は、読書会会場の隣にある“可真人(かまど)”さんで懇親会。読書会とはまた違う雰囲気の中、美味しいお食事とお酒もしくはソフトドリンクで前半は読書会と同じテーブルのメンバーとフリートーク♪また、懇親会の後半では“ゆるゆる席替え”という企画があり、各テーブルでサポーターが事前に用意したテーマが割り振られ、参加者は気になるテーマのもとへと席替えをします。なお、今回は「酒(フリートーク)」「紅葉」「今一番行きたいお店」がテーマでした。こんな感じで、読書会では席が離れてて話ができなかった人ともすぐに談笑することができます。
正直、僕は普段、ビジネス書を好き好んで読むような習慣はありません^^;。しかし気が付けば、今回でもう40冊以上のビジネス書を課題本として読んでいる事になりました。そしてそれら全ての本が、ただ読んで終わりでは無く、参加者みんなで共有し、一人で本を読んだだけでは気づかなかった新しい角度からの発見をする事で、気づかないうちに普段の生活でもいつだったかの課題本で書いてあった内容があたかも自分が今考えた事のような感じで頭の中に降りてくる事も多々あり、しっかり身についている事を日々実感しています☆そんな素敵な本との出会いと新しい発見を求めて、まずは勇気を振り絞って関西アウトプット勉強会にまずは足を運んでみて下さい♪
ちなみに、次回の関西アウトプット勉強会は、11月26日(土)。
課題本は、『「無知」の技法 Not Knowing』。少し調べた感じでは、どうやらあえて自分は「無知である」という立場で物事を始め、余計な自負やこだわりをゼロにしてまっさらなスタンスで取り組むことの重要性を記した本のようです。この本に元々興味があった人はもちろんですが、「余りこの本には興味無いな」と思った人こそ逆にチャンス!きっと今までの自分には無かった新しい発見が読書会の場で見つかると思います♪
また、冒頭でも触れたように、11月の読書会はいつも使っている会場が改装中の事なので、特別に今回限りという事で梅田・阪急百貨店の上にあるオフィスタワー26階が会場になります。それに加えて、11月に関しては何軒も懇親会会場を回って交渉を行い、普段よりも500円参加費を抑える事も出来ました♪なので、普段はお酒が飲めないなどの理由で懇親会不参加の方も今回だけは是非とも懇親会とセットで参加してもらえたらなと思っています。たくさんのご参加お待ちしています☆
(文、写真 : VAN)