扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

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東京シネマテーブル水曜会

  • 2016年10月9日(日) 
  • 東京シネマテーブル 三宅隆太著『スプリクトドクターの脚本教室・中級編』読書会

10月9日(日)代官山chano-maにて、『スクリプトドクターの脚本教室・中級編』読書会が開催されました。

今回の企画は4月23日の東京アウトプット勉強会での「初級編」に引き続き、著者である三宅隆太さんをお招きして開催する東京シネマテーブルの特別イベント。
課題本の解説を直接聞くことができるとあって、多くの方に参加いただきました。

シネマテーブル代表による開会挨拶に続き、本日のゲスト登場!
脚本家、映画監督、スプリクトドクター(脚本のお医者さん)、ラジオ出演など多方面で活躍されている三宅隆太さん、どんなお話が聞けるのか楽しみです。


さぁ、読書会のスタート。
「どんな観点からこの本を読みましたか?」、「一番印象に残ったところは?」、テーブル毎に話し合いの口火が切られます。

仕事として脚本に携わっている方は自分が身を置く業界の話、趣味として小説を書いている方は創作上での悩みどころなど、あちこちから気になる話が聞こえてきます。

話しているうちに様々な疑問や質問が湧いてきます。
そこで今回は参加者の方に、著者に聞いてみたい事を「質問カード」に書いてもらいました。どの質問に答えるか、カードを選ぶのは三宅さんです。

最初に選んだ質問はなんと、「失恋の経験はありますか?」。その後も「客観的な視点を持つためには?」、「自分らしさをどうやって出せばよいか?」、「脚本家に向いているのはどんな人か」、「特徴的な文体を持った原作への対応方法は?」など、直球や変化球の質問が次々と続きます。これに対し、心理カウンセラーの資格を持ち大学での教鞭も執られている三宅さん、様々な例えや経験談を交えて分かりやすく、かつ情熱的に答えていただきました。


印象に残ったのは、「スランプはどうやって乗り越えるか」という質問に対して、「ジェットコースターに乗って気分転換をする」と答えられたこと。
「五感を再認識し、過剰な自意識を強制的にとっぱらうのが何より効果的」という説明に、なるほど! と膝を打ちました。

読書会~課題本解説~質疑応答と、あっという間に時間が過ぎて、後半は懇親会です。

今回は「最近観た映画、これから観たい映画」など定番のテーマテーブルに加え、「三宅さんを囲む席」も用意。ここは常に話が盛り上がっていて、脚本作りに関する疑問や悩みについて具体的なアドバイスを受けられた方もいたようです。


三宅さんには休憩時間も使って、本当に多くの質問に答えて頂きました。
人を楽しませたいという熱意が魅力的な脚本作りを支えているのだと強く感じました。
三宅隆太さん、参加した皆さん、ありがとうございました。


【東京シネマテーブル 11月定例会のお知らせ】
日時 : 11/23(水)19:00受付開始
場所 : 渋谷「ザ ギャンゲット バイ モジャ」

課題映画:『この世界の片隅に』
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/39925

原作は こうの史代。代表作『夕凪の街 桜の国』や『ぼおるぺん古事記』など。監督・脚本は、『魔女の宅急便』など宮崎駿監督作品で演出や脚本に携わってきた片渕須直監督です。
11/12(土)より全国公開中。
皆さんの参加をお待ちしています。

文章:たく
写真:グリズリー

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