猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 平成28年11月25日 (金) 読書会19:15~
- 名古屋アウトプット勉強会 第119回 森信三「修身教授録」
第119回名古屋アウトプット勉強会が、11月25日にウィンクあいちにて開催されました。
今回の課題本は「修身教授録」で、約80年前に書かれた本です。
いったいどのようなアウトプットがあったのでしょうか?
まず、今回は各グループ席にてファシリテーターを決めるところから始まりました。サポーターが作ったくじを引いて…。(ドキドキ。)めでたく?当選された方がファシリテーターとなりました。
「修身教授録」では、1章ごとに森信三先生が教室に入ってきたときの様子が書かれています。一番印象的だったのは、黒板を拭くシーンです。
これにちなんで今回、サポーターが作成した入口POPが話題となりました。黒板のすみに白いチョークで「猫町倶楽部」と書いてあります。
そういえば小学校のとき、黒板のすみには日にちと週番の人の名前が書いてありましたっけ。そのころの日々がとても懐かしく思い出されます。
森信三先生は名前を「もりのぶぞう」と読むのが本当の読み方だったようです。しかも愛知県武豊町の出身。これを知った瞬間、とっても親近感が湧きました。
さてさて、それでは各グループでアウトプットされたことをご紹介しますね。
今回はテーブル席のなかに、現在、学校の先生をされていらっしゃる方がいらっしゃいました。しかも、同テーブルに3名も。(こんな偶然もあるんですね。)生徒と接することが日常となっている現場で、今回は本の中の「目下の人との接し方」の章がとても参考になったとのことでした。
また、上司や親から言われるとイラッと思うことでも、森先生から言われると素直にやってみようと思えるなどの意見もありました。(これはよく聞く話ですよね。勉強をしなさいと言われると頭ごなしに言われるとやる気をなくしますが、なんていうか噛んで含めるように言われるとやる気になってしまう…これに似てるかな?私見ですが)。
その後、「修身教授録」を読んでの実行宣言の発表へ。今回は、森先生が「人生二度なし」を信条にされていたことがよくわかる本だったので、その日その日を大切に生きることについて宣言をされた方が多かったと思います。
まず、Aグループ。「今日できることは今日やる!!」。このエクスクラメーションマーク二つが、強い意気込みを出していますね。
次にBグループ。「一生は一度きり。毎日充実した生活を送りたいです。」全くその通りだと思います。
そしてCグループ。「生徒の魂に火をつけ、一箇の目覚めた魂としてこの二度とない人生の道を歩むようにネジを巻ける教師になれるようペスタロッチの本を読んでみる」。発表されたのは初参加で学校の先生をされていらっしゃる方。ぜひ頑張っていただきたいと思います。
最後にDグループ「40になったら一冊の本を書く覚悟をする。」発表されたのは20代の方。40歳になったら本を書いてみたい。あと10数年後が楽しみです。
実行の宣言の後は、懇親会の会場へ。今回はアウトプット勉強会でお馴染みの「わたみん家」が会場でした。約20名の方が参加され、わきあいあいとした時間を過ごしました。先生の言葉を借りるなら、「人生二度なし。今日の出会いも大切に。」といったところでしょうか。
また、この中で嬉しい発表もあり、拍手で祝福をしました。とても有意義な時間だったと思います。
次回の名古屋アウトプット勉強会はピエール・バイヤールの「読んでいない本について堂々と語る方法」を課題本に、12月23日(金)に行われます。イブイブの日でもあるので、いつもの読書会とは違った催しものも考えています。
ぜひぜひご参加ください。よろしくお願いします。
文 HIROKO 写真 おりがみ・もし