猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2016年10月12日(水)
- 名古屋会場 松尾芭蕉「おくのほそ道」
ぐっと秋らしくなった10月12日(水)KAKO柳橋店で参加者29名(うち初参加者4名)のもと、文学サロン月曜会 名古屋会場定例会「おくのほそ道」が開催されました。
現代語訳や解説付きのもの、英訳が載っているものなど、さまざまなタイプが出版されている「おくのほそ道」。それぞれの違いも面白さの一つです。
さて、それでは読書会スタートです。今回は芭蕉が大好き!という高校生の初参加者さんもいらしてテーブルでは大変な盛り上がりでした。
「意外に素直な句が多い。」
「寂しさとかもののあわれを感じる句が多いけど、どの句も一人でいるときに作っているわけではないのが意外。」
「すごく社交的ですよね。」
あまりに一日の移動距離が長かったため実は忍者だったのでは、という説もある芭蕉。
「当時は交通手段も発達していないし、今とは身体の使い方が全然違うんじゃないかな。」
あちこちに登場する弟子の曾良については
「芭蕉は弟子に対する愛情が深過ぎて、曾良と別れた時の動揺ぶりが尋常じゃない。芭蕉って乙女なのか?」
「心のダメージが大き過ぎたのか、以前ほど印象的ではないどころか自分が体験した事を何の捻りもなく句にしていて若干しょぼくなった。」
今回のドレスコードは作品の中から「あかあかと日はつれなくも秋の風」。俳句がドレスコードというのも風流で良いですね。
各テーブル俳句にちなんで秋らしい装いでした。
今回のベストドレッサーはこちらの方々です、おめでとうございます!
本日の1曲は船で出立する芭蕉のイメージより Herbie Hancock – Maiden Voyage
さて、読書会の後は「牛タンバル tantan 名駅店」へ。
東北の旅にちなんで牛タンを味わいつつ、引き続き話に花が咲きました。
参加者同士の情報交換はmixiコミュニティが充実しています。お気軽にご参加ください!→ 名古屋文学サロン月曜会
次回のご参加、お待ちしてまーす!!
(文:ろく、写真:カノン、司馬 甲子太郎利家)