猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2016年9月7日(水)
- 通うほどに名古屋のことが好きになるトリコ組『名古屋16話ツアーズ!』 第十一話「瑞穂区」
2016年9月7日(水)、名古屋16話ツアーズ「瑞穂区」が開催されました。
吉川トリコ「名古屋16話」を課題本に月に一回、名古屋の全ての区をまわろうということではじまったこの企画。
名古屋に住んでいても普段は行かない区・場所・お店に行けるということで、読書会に+αの楽しみがあると好評です。
今回は31名(うち初参加者4名)にご参加いただきました!
会場は、瑞穂区新瑞橋にある「kokokara」さんです。エレベーターを上がると現れる、隠れ家のようなお家のリビングスペースを貸していただきました。
今回のスイーツは、瑞穂区のフィナンシェ専門店「フィナンシュリー・アッシュ」さんの全21種類のフィナンシェをご用意しました。
さらに、今回は吉川トリコさんのご希望でリッツパーティを開催!
10種類(ピーナツバター、レモンマーマレード、クリームチーズ、栗あん、サルサ、ワカモレ、コーンマヨ、メープルバター、クラッシュオリーブ)のディップで、各々好きな味を見つけるのに夢中。みんな楽しそう♪
お家のように寛げるスペースで、30名の参加者(うち初参加3名)が集まり、読書会スタートです。
今回のお話は「とある書店の一日」。街の書店で棚差しされている一冊の本が、店長と来店するお客さんをやりとりを語る形式の小説です。
「この話好き!こんな本屋さんが地元にあったら絶対通っちゃう!」
「子供の頃、ここに出てくるみたいな近所の本屋さんに行くのが楽しみで…」
と、小説の話から、話題はいつしか自分の好きな本屋さんや、つい通ってしまう古本屋やブックカフェ、昔好きだったけれどもう閉店してしまった本屋さんなど、各々の本屋愛の話に。
また、今回は、この小説の語り手は何の本か(作中では文庫)を事前に決めてきてもらい、読書会中に発表してもらうお楽しみ企画も開催。
「穏やかで知的な女性なイメージだから、この本にしました!」
「イヤ、男でしょこれは!地味で売れ筋じゃないけど良い本っていえば、これしか思いつかなかったよ」
「作中で文庫って書いてあったから、絶対ちくま文庫のどれかだ!って思いました」
「みんな印象ちがうもんだねー」
と、それぞれが選んできた本についても、どのテーブルも大変盛り上がってました。
読書会終了後は、今回の目玉企画!
トリコさんが「瑞穂区で小説書くとしたら、ここしか思いつかなかった」と言わしめた、今回の小説のモデルになった書店「七五書店」さんへ伺うツアーを決行しました。
七五書店さん、ありがとうございました!
モデルとなった書店に、読書会後すぐに訪れたとあって、皆さん興味深そうに店内をキョロキョロ。
「ジロウ店長、小説のイメージ通りだった!シブくてカッコいい」
「ヤバい、置いてある本のラインナップ面白すぎて、これはたくさん買っちゃうよー」
(実際、皆さんかなり沢山買ってらっしゃいました)
ここでは、作中に出てくるジロウ店長のモデルこと、熊谷店長さんに無茶振りをお願いしまして、「店長の思う、この小説の語り手の本」を実際に店内から選んで、発表してもらいました!
さあ、参加者の中で見事当たった方はいたのでしょうか…?
熊谷店長の選んだ本は、小山清「落穂拾い・犬の生活」(ちくま文庫)でした!
選ばれた本は、「この店を見守ってくれてたのに連れてっちゃうのは悪いけど…ほしい!」と言いながら、トリコさんがお買い上げしていました。
読書会で語り、また七五書店さんでワイワイ本を手に取って語り、心ゆくまで楽しんだ夜でした。
ではまた次回「西区」でお会いしましょう!
※ここまでの名古屋16話ツアーズの記録はこちら
10月7日(水) 中区 Nov.Cafe・広小路キッチンマツヤ
11月5日(木) 北区 coboカフェ
12月2日(水) 中川区 自由空間
1月10日(日) 港区 荒子川公園(もちつき大会)
2月2日(火) 東区 撞木館
3月23日(水) 名東区 JAZZ茶房青猫
4月9日(土) 守山区 小幡緑地(花見)
5月16日(月) 昭和区 居酒屋『福わうち』
6月16日(木)特別篇「光の庭」 パルコ東館4F Carlova360 NAGOYA
7月12日(火) 緑区 ゲストハウスMADO
8月1日(月) 天白区 sandpit
10月5日(水) 西区 西アサヒ
文責: おがちゃん
写真:猫町倶楽部トリコ組サポーターズ