猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2017年2月8日(水)
- 月曜会名古屋会場「変愛小説集」
2月8日(水)かこ柳橋店にて第110回文学サロン月曜会名古屋会場定例会が開催されました。(参加者33名うち初参加者2名)
今回の課題本は翻訳家の岸本佐知子さんの編・訳による「変愛小説集」です。アンソロジーが課題本に選ばれることは猫町ではわりと珍しいのではないでしょうか? 従来の恋愛とは一味も二味も違うストレンジでビザールな11編の物語に会場では開始前から「他の人がどう感じたのかが気になる」との声も多く聞かれました。
各テーブルにはそれぞれの短編にちなんだサポーターお手製のテーブル札が参加者を出迎えてくれます。どの短編か、読んだ人にはわかるお楽しみ!
さて、それでは読書会スタートです!
「最初のほうがわりとシンプルな話が多くてだんだん変さのレベルが上がっていく感じがする」
「不倫相手を飲み込んでしまう、というのは恋愛感情の持つ支配欲みたいなものを表現しているのかな、と思った(まる吞み)」
「物語が渡辺淳一みたいな男性目線のロマンティックな雰囲気で進むのに最後で思いっきり冷や水をかけてくるのが面白い(最後の夜)」
「短くてぜんぜんわからなかった!」「獣はお父さんの中の暴力性を表現してるんじゃないかな?(獣)」
「世界から孤立した島で生活する子供たち、という設定がゴールディングの“蠅の王”を連想させる(母たちの島)」
参加者さんお手製の人物相関図!
さて、ひとしきり盛り上がったところでベストドレッサーの選出です。今回のドレスコードは「変」。みなさん思い思いの「変」な装いで来てくれました。
今回のベストドレッサーの方々です。普段は平日の夜開催ということでスーツ着用が多い男性はなかなか難易度が高いベスドレですが、今回は受賞者が多く面白いエピソードトークを聞かせてもらいました。
ベストドレッサーのみなさん、いい笑顔ですね~。
懇親会は名古屋駅裏の「bless」へ。掘りごたつのイタリアンバルというユニークなお店で料理とお酒を楽しみつつ話に花が咲きました。
懇親会では短編の一つ、妹のバービーを恋人にしてしまう男の子を描いた「リアル・ドール」について大盛り上がり!恥ずかしい学生時代の恋愛の思い出も飛び出す楽しい夜になりました。
今回話し足りなかったことはぜひmixiの話足りんトピで、続きをお待ちしています。
猫町倶楽部はmixiを母体に活動を行っています。気になった方はお気軽に中を覗いてみてください。
mixi – 名古屋文学サロン月曜会
それではまた次回の定例会でお待ちしています♪
文責:ろく
写真:名古屋月曜会サポーター