扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

特別イベント

  • 2017年3月19日(日)読書会17:30~ 
  • トリコ組『名古屋16話ツアーズ!ファイナル』 第十六話「熱田区」

3月19日(日)、名古屋16話ツアーズ最後となる「熱田区」が開催されました。



名古屋在住の作家、吉川トリコさんの著書「名古屋16話」を課題本に、名古屋の全ての区をまわろうと2015年10月にはじまったこの月一企画も遂に熱田区で最終回。
毎回各区の素敵なカフェや雰囲気たっぷりの居酒屋を巡ってきましたが、今回の会場は熱田神宮にほど近い伊太利食房ZenZero神宮店さん、3連休の中日にもかかわらず40名もの方が参加され、華やかなクロージングパーティーとなりました。

お話の舞台が熱田神宮だったので、読書会前に有志で熱田神宮参拝ツアーへ。





きれいな青空の下、サポーターちづのさんのツアーガイドに付いて本宮裏のパワースポット、こころの小径を歩いたり梅を眺めたり心洗われるひと時を過ごしました。

一方、読書会会場ではリーダーおがちゃんが「最後だからどうしてもエモくてダサい感じにしたくて…!」と桜ふせんを貼りだし、皆さんに思い思いの一言を書き綴ってもらうスタイルに。これまでを振り返るツアーズマップも用意しました。





参拝組も合流しいよいよ読書会スタート。
離れて暮らす実父と過ごした最後の夏休みを振り返る今回の短編、
「あることがきっかけで食べられなくなったものがあるか」
「恥ずかしいと思った記憶はなかなか消えない」
「年始の熱田神宮の混雑は大変」
「ひつまぶしを食べるならどこが良い?」
など、短編に関することから熱田区そのものの印象まで様々な話題が飛び交います。



著者としてトリコさんも各テーブルを回ります。
「最後を熱田区にした理由は?」
「お話が東区とリンクしているのは初めから決めていた?」
「結婚式やお宮参りをやるおめでたい場所を舞台に、こんな話を書いたのはどうして?」
と容赦ない質問がでることも。



読書会がひと段落した後は食事をしながら歓談タイム、
ツアーズ常連さんからは「こんなに楽しい会が終わってしまったら来月からどうすれば!」というお嘆きも頂きました。(猫町倶楽部には楽しい分科会がたくさんあるから大丈夫ですよ!)

食事も落ち着いた頃、これまでに撮った思い出写真のスライドショー。



最後はツアーズ参加者ランキングを発表。景品準備係のトリコさんから
「実は、小説を書いてきました」
と、まさかのサプライズ!



ずいぶん前から極秘で準備していたらしく、サポーターも知らされていなかったのでびっくり!ランキング上位の方々に手渡され、皆さんからも一言ずつごあいさつ。
「たくさん参加できて幸せでした」
「コツコツ参加するうちに名古屋がちょっと好きになりました」
「実は10年前からトリコさんの作品読んでました」

何やら感動的な雰囲気に思わず涙ぐんでしまいます。最後だからって感傷的にはしたくないと言っていたトリコさん自身が先頭切って感動サプライズ仕組むって、どういう仕打ちなんでしょう。

ラストは全員でハイチーズ!



番外編含め18ヶ月に及ぶ長い旅もこれにて終了、楽しく参加してくださった皆さんのおかげでとても素敵な1年半となりました。ありがとうございました。
次はトリコ組の本業、5月27日(土)のBL読書会、または他の猫町倶楽部読書会にてお会いしましょう!


サプライズ小説はこちらから!
(サポーター全員号泣しました。)

文・もは/写真・ayuppe

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