猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2017年4月12日(水)
- 月曜会名古屋会場 ウィリアム・サローヤン『僕の名はアラム』
2017年4月の名古屋文学サロン月曜会、名古屋会場はサローヤンの『僕の名はアラム』を課題本に開催しました。
参加者は45名の満員御礼。うち初参加者は5名。
本作は、4月1日に藤が丘会場で開催された「魔法の夜」と同様、柴田元幸さんの翻訳です。
読書会前から「面白い」「とても好き!」と一部で話題に。
さて、どんな感想が聞けるのでしょうか。
ワクワクしながら読書会のスタートです!
「こんな困ったおじさん達が実際に身内にいたら困る!」
「おじさんはロマンチスト、おばさんはリアリストだと思う。だからおじさんは文学ネタになり得るんですよね。」
本作の舞台についても各テーブルで話題に……
「宗派の違う聖歌隊にスカウトされたり、無免許で運転しちゃったり、時代もあるかもしれないけれど、アメリカという国特有の自由さも垣間見えるよね。」
「アルメニアは初めてキリスト教を国教にした。それを踏まえても宗教的な部分の自由さを感じる。」
「自由があるから、出てくるおじさん達が生き生きしているのでは?」
中には藤が丘会場の「魔法の夜」に参加した人たちも。
「おじさんのジョークは原文ではどう書かれているんだろう?」
「中学生の英訳のように、わざとらしく訳しているのがすごい!柴田先生のテクニックに驚き。」
柴田元幸さんの多彩な翻訳技術を知っての感想も飛び交います。
盛り上がる中、ベストドレッサーの発表にうつります。
今回のテーマは「おじさん」。
素のままでドレスコードが成立するリアルおじさん達も参加する中(笑)、見事ベスドレに選ばれたのは……
100均で集めたおじさんグッズを上手く取り入れた方や、立派なお髭をつけた方も。
ハチマキに腹巻き……完璧なおじさんです(笑)
ベストドレッサーに選ばれたみなさん、おめでとうございます!
そして、今日の1曲は「Guns & Roses」。
ニューヨークが舞台のバッカーノという作品のOPです。
作中にも、アラムがニューヨークに行こうとする話が出てきますね!
主人公アラムは饒舌!
ということで、懇親会は牛タンのお店へ。
あちこちで笑い声が聞こえてきます。
気がついたら終電!な人もチラホラ。
まだまだ話は尽きませんが、今回はこの辺で……。
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!
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文:なほこ 写真:Yu
(名古屋月曜会9期サポーター)