猫町倶楽部

5月31日名古屋シネマテーブル第81回定例会を開催しました。
課題映画は『バンコクナイツ』


初公開： 2016年8月12日
監督： 富田克也





限定的な公開で長尺(3時間)にもかかわらず、37名の参加で初参加が8名！
先日のビギナーズ読書会から続けて参加の方もいらっしゃいました。
メイン会場のNOV.CAFEです。初めて来た時緊張したのを覚えています。(最初だけですけどね）



各テーブル7～8名に分かれてアウトプット開始です。
さて今回の課題映画は映像集団「空族」の久しぶりの作品とあって、楽しみにしていた方がいる一方で
空族作品に初めて触れる方も多く、その辺りが感想に影響しているかも？





好き嫌いは半々くらいでしょうか。長さが心地よい人、眠くなった人。結末が釈然としない人、考える余地があったと捉える人…
風景の美しさと、場面にマッチした音楽をほめる感想は共通していたように思います。
また、タイに住んでいた方、行ったことがある方のお話(お金持ちは自分でお寺に行かないとか…)も興味深かったです。
感想は人それぞれ、正解は特に無いと思います。でも人の感想を聞いて映画の印象が変わったりするのがこの会の面白さだと思っています。

定例会後は会場を移して懇親会のスタートです。





懇親会では話題映画映画のテーブルを設けています。今回は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス』
こちらも楽しみにしていた方々で盛り上がっていました。スターロードのマスクを自作してきた猛者も！



あとは最近観た映画の話や情報交換など自由に楽しんでいました。





今回ご参加の皆さんありがとうございました！そして参加を迷っている皆さんぜひ一度お越しください！

次回は6月28日(水)、課題映画は『20センチュリー・ウーマン』です。
申し込みは猫町俱楽部HPから。

ではまた来月、映画の話をしましょう。名古屋は伏見でお待ちしております。

文責：motty
撮影：名古屋シネマテーブルサポーター

● 各テーブルで話題に上がった関連作品 ●

「哭声（コクソン）」 2016年 韓国 監督：ナ・ホンジン
謎のおじいさん。


「ムーンライト」 ２０１６年 アメリカ合衆国 監督：バリー・ジェンキンス
月の光、浜辺、母の薬物依存。


「沈黙 サイレンス」 ２０１６年 アメリカ合衆国 監督：マーティン・スコセッシ
何かを信じること、すがりたいこと。


「地獄の黙示録」 ２００８年 アメリカ合衆国 監督：フランシス・フォード・コッポラ
冒頭の「バンコク シット」はこの作品のオマージュ。
オザワのラオス行きが、大佐の理想郷に誰も賛同してないところをほうふつとさせるとか。


「ディアハンター」 1978年 アメリカ合衆国 監督：マイケル・チミノ
ベトナム帰還兵。


「ブンミおじさんの森」 2011年 タイ 監督：アピチャッポン・ウィーラセタクン
監督が影響を受けているとか。


「牯嶺街（クーリンチェ）少年殺人事件」 １９９２年 台湾 監督：エドワード・ヤン
エドワード・ヤン作品の影響を受けているとか。


「すれ違いのダイアリーズ」 ２０１４年 タイ 監督：ニティワット・タラトーン


「アタック・ナンバーハーフ」 ２０００年 タイ 監督：ヨンユット・トーンゴーントゥン
実在するLGBTバレーボールチームのコメディ映画。


「孤独死大国 予備軍1000万人時代野のリアル」 菅野久美子著
タイ女性に介護をさせる新事業を立ち上げようとしていたアジアンマーシーコーポレーションの話を受けて。ちなみにこの本、UGで取材が入り、猫町倶楽部についても書かれているそうです。
　https://twitter.com/tatsuya1965/status/846158760435376128


「『AV女優』の社会学」 鈴木涼美
タイのセックスワーカーについても触れられています。


「ライド・ライド・ライド」
自分探しクソくらえ！ってな藤代冥砂のデビュー作。

空族サーガ

前作「サウダーヂ」 ２０１１年 日本 監督：富田克也
ビンちゃんも出てます。


「チェンライの娘」 ２０１２年 日本 監督：富田克也
金城が楽園を求めてタイへ行く話。
（オムニバス「同じ空の下、それぞれの夜」収録）

チェンライの娘以外は現在ソフト化されておらず、空族の過去作品を観たくても観られない方に朗報！
名古屋シネマテークさんで空族の特集上映を計画されているそうです。

http://cineaste.jp/future/index.htm