扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

特別イベント

  • 2017年6月21日(水) 受付開始19:00~ シネマテーブル19:30~
  • 関西シネマテーブル 第4回『光』

関西シネマテーブル、新サポーターのいよです。
6/21に開催された第4回定例会をレポートします!

課題映画は河瀨直美監督の最新作「光」です。
視力を失いつつあるカメラマンと映画の音声ガイドに携わる女性が出会うお話。
第70回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作。


会場は大阪心斎橋近くのラポーティアさん。
オシャレで落ち着いた雰囲気のお店です。


本格的に梅雨に入ったのか、朝からどしゃぶりの雨。
はらはらしましたが、幸いにして夕方にはほとんど上がりました。
今回は38名の方にお集まりいただきました。
なんと名古屋から遠征参加という方も!


会場入口付近では特大ポスターがお出迎え。
劇中の二人を思い出しますね。


各テーブルにはサポーター手作りの席札や作中を振り返るレジュメも用意されて
すっかりシネマテーブル仕様になりました。


主催者より、猫町倶楽部のルールがアナウンスされます
「人の意見は否定しない」
たった一つ、大事なルールです。


テーブルごとに分かれて早速シネマテーブル開催です。
劇中の音声ガイド制作のお仕事について、初めて知ったという方が多かったです。
奈良の山林風景の美しさや、人物の繊細な表情のアップは印象的でした。


中森が視力を失っていく恐怖を想像したり
美佐子の揺れ動く感情に寄り添ってみたり
同じ映画を観ても、感じることは様々です。
初参加で緊張されていた方も、次第に話に熱中していきます。

中盤の後輩カメラマンの行動の意図については解釈が分かれました。
親切心故に?それとも嫉妬心故に?
違った角度の意見に触れることができるのもシネマテーブルの素敵なところ。

あるテーブルでは、見えない状態を実際に体感するため
5分間目を瞑ったままで会話したそうです。
どんな世界が“見えた”んでしょうか?


たくさん話して小腹が空いてきたところで、サンドイッチが運ばれてきました。
あれ?いつものサンドイッチと何か違うような?
(参照:前回のレポートより)

大人気たまごサンドはそのままに、実はもう一種のサンドイッチが……。
カレー風味の豚しゃぶサラダサンドというスペシャルエディションに!
「夏至の日にカレーを食べよう!」
という運動にちなみ、運営からムリを言ってお願いしたものです。

めちゃくちゃ美味しいです。夏バテ予防にはカレーですね!
でもやっぱりほんのり甘いたまごサンドも美味しい……。
ついつい話すより食べることに集中してしまいそうです。
ラポーティアさん、いつもありがとうございます!


ここで特大のサプライズ!
実は、河瀬直美監督の事務所「組画(くみえ)」の
広報担当の方がお忍びでシネマテーブルに参加されていたのです。

運営側から今回の開催をお知らせしたところ
「光」を観た人に生の声を聴きたいと、お忙しい中お越しいただいたのでした。
同じテーブルの人からは「え~!」と驚きの声。
あまりに溶け込んでいらしたので皆さん全く気づかなかったとか。

作品制作の裏側や、今秋から河瀨監督が演出を手掛けるオペラの紹介などなど。
短い時間でしたが貴重なお話をいただきました。
会場は大いに盛り上がりました!


さらにもうお一方ゲストが登場!今日はとっても豪華です!
シネマート心斎橋のヨーコさんです。
次回第5回定例会の課題映画「ありがとう、トニ・エルドマン」の
宣伝に駆けつけてくださいました!


今回ドリンクチケット付きのチラシも特別に配布していただきました。すてき!
シネマート心斎橋以外の上映館では使えませんので要注意ですよ。

ここで前半のシネマテーブルは終了の時間です。


後半の懇親会では話題ごとに分かれて引き続きおしゃべりできます。
お酒も入って打ち解けた参加者と趣味の話を存分に楽しめます♪
もちろん、課題映画の「光」についてまだまだ話したりん!
という方にもテーブルが用意されていますよ。

懇親会にも課題映画が選定されています。今回は大ヒット中の「22年目の告白」。
他のテーブルにはネタバレが聞こえないように小声で……。
W主演の藤原竜也さん、伊藤英明さんの演技はもちろん、
真犯人の熱演についても盛り上がりました。

ちょっと甘いものが食べたいな~という方には
キャッシュオンで食べられるソフトクリームが大人気。

スペシャルゲストもお迎えして大盛況だった第4回シネマテーブル
これにて閉幕です。
参加してくださった皆さん、ありがとうございました。
またお会いできるのを楽しみにしています!

次回、第5回関西シネマテーブルは7月23日(日)開催、
課題映画は「ありがとう、トニ・エルドマン」です。
ドイツ発の不器用な父親と娘の交流を描いた映画です。
私もさっそく観てきました!
ビジュアルのインパクトもさることながら、行動もかなり変テコなお父さん。
娘を想う気持ちは人一倍でほろりとさせられました。

第2回から平日が続きましたが、久しぶりに休日開催となります。
気になっていたけどお仕事が忙しくて参加できなかったというあなた!
次回がチャンスです!

毎回半数ほどは新規参加の方ですので、緊張しなくても大丈夫。
映画について思う存分語ってみませんか?
会場でお待ちしております!

文:いよ 撮影:ねむこ・たけもと・いよ

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