猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2017年8月9日(水曜日) 受付開始 19:00/シネマテーブル 19:30~
- 東京シネマテーブル 第37回「Okja/オクジャ」
あちこち迷走した台風がようやく過ぎ去った8月9日の水曜日、渋谷「ザ・ギャンゲット・バイ・モジャ」にて、東京シネマテーブル定例会が行われました。
東京での開催も2014年3月の第1回目から数え、今回で37回目となりました。
楽しく語り合う場を毎回作っていただいている参加者の皆さん、本当にありがとうございます!
さて、今回の課題映画は『Okja/オクジャ』。(韓国・アメリカ)「グエムル-漢江の怪物-」や「スノーピアサー」などを手掛けたポン・ジュノ監督の最新作です。
Netflixオリジナル作品ということで、当日は会場にスクリーンをご用意いただき、大きな画面に映画を映しながら皆で語り合いました。
皆さんどのような感想を持たれたのか、課題映画にちなんだお菓子(たべっこどうぶつ、あえてお肉系でビーフジャーキー!)をつまみながら、ちょっと聞いてみました。
「オクジャは助かったかもしれないが、最終的な問題は何も解決されていないようでモヤモヤした」
「ナンシー(ミランド社の前CEO)の考えは冷酷だけど、一貫性があって嘘がないように感じた。物事に対する判断基準がはっきりしている」
「ジェイク・ギレンホールのクレイジーな、でも物悲しい動物学者役がハマっていた。彼は本当に動物を愛しているはず」
「ミジャ(主人公の女の子)は家族として、他の人は最初から食糧としてオクジャを見ている。そもそも分かり合える土壌がない」
「なんだかんだ言ってもサラリーマンは有能な上司に仕えないと大変。ルーシー(現CEO)は気まぐれで、部下が可哀そう」
「あのポール・ダノがしっかりしたリーダー役をやっていて感激した」
…家族やペット、世界の食糧事情といったシリアスな題材や、特徴あるキャラクター造形など、いろいろ語りがいのある作品。各テーブルにて様々な感想が出ていたようです。
課題映画について話し合う前半の部は終了。懇親会ではお食事を挟んで、後半は自由に席の移動ができるフリータイムになります。
久しぶりに会った人と話したり、映画の好みが近い人と意気投合したり…。テーブルごとにテーマを決める席替え「ラウンドテーブル」では、「アジア映画」「夏に観たい映画」「最近観た&これから観たい映画」に加わって情報交換するなど、参加した約40名の皆さんが、それぞれのテーブルごとに新たな話の輪をつくっていました。
さて、次回定例会のお知らせです。
開催日時は9月13日(水)。19時受付開始、19時半スタート。
会場は今回と同じく「ザ・ギャンゲット・バイ・モジャ」となります。
課題映画は『ベイビー・ドライバー』(8月19日公開予定)
アンセル・エルゴート、リリー・ジェームズ他出演、エドガー・ライト監督作。
音楽やカーアクションがすごいと評判になっているようですね。
▼次回定例会詳細・お申し込みはこちらから
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/47911
また、定例会にてお知らせしたとおり、東京シネマテーブルでは10月からの次期サポーター募集の予定です。「どんな事をするの?」とか「試しに少し手伝ってみたい」等々、ご意見や質問がありましたら、定例会でサポーターへ声を掛けてくださいね。
猛暑と梅雨のような雨降りと、気候がコロコロと変わるこの頃。皆さん体調に気をつけて、また次回お会いしましょう。
(文責:たく/写真:katsumi/編集:yossy)
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