猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2017年8月26日
- 東京アウトプット勉強会 第98回 「はじめてのジェンダー論」
8月26日に開催された第98回東京アウトプット勉強会。
会場は、東京文学サロン月曜会でお世話になっている代官山chano-maでした。
課題本は「はじめてのジェンダー論」です。
「ジェンダー」は言葉としては聞いたことはあるけど的確には説明することが出来ず、また、デリケートなテーマだと感じていたので、一体どんな読書会になるのだろうと少しだけ不安に思っていました。しかし、読書会が始まってみると、どのテーブルでも和やかに議論しているのがとても印象的でした。きっと猫町倶楽部の「相手の意見を否定しない」という唯一のルールが安心して議論できる理由なのでしょうね。
参加者さんの感想です。
「所属する社会によってジェンダーへの捉え方に違いがあるなど、当たり前だと感じて意識もしていなかったことに関する発見もありました。また、ジェンダー論が目指すものが割とふわふわしていて定義が難しいことなど、漠然と抱いていたジェンダー論への苦手意識が少しほぐれたように感じる会でした。」
「今後は男女のことに限らず、「俺は気にしないよ」というスタイルじゃなく、相手の立場で今一度考えるようにしよう思いました。」
今回の読者会にとどまらず、生涯にわたって考えることが大切なのだなと感じました。
次回、第99回のアウトプット勉強会は9月16日(土)に加藤陽子 著「それでも、日本人は「戦争」を選んだ 」を課題本として行います。
場所は久しぶりの東京ミッドタウンです。
来月もまた皆様のご参加をお待ちしています。
<文:Sumica 写真:あつこ>