猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2017年9月16日(土) 受付17:10〜 読書会17:30〜
- 関西アウトプット勉強会 第89回東浩紀『観光客の哲学』
9月の大阪にしては珍しく涼しさが感じられた16日、
第89回関西アウトプット勉強会が、梅田阪急ビルオフィスタワー26階会議室にて開催されました。
今回もありがたいことに、満員御礼で38名の参加者さん(うち初参加者8名)で読書会となりました。
今回の課題本は、東浩紀氏の『観光客の哲学』です。
観光客とは、特定の共同体にのみ属する村人でもなく、どの共同体にも属さない旅人でもなく、
基本的には特定の共同体に属しつつ、ときおり別の共同体も訪れるという存在を指しており、
そこに新しいかたちの共感と連帯の可能性を見出そうとするといった本となっております。
まずは受付で本日の参加チームを確認し、自分のテーブルに着席します。
読書会が始まるまでの時間、久しぶりに会う友人と話をしたり、
はじめましての人とは挨拶をしたり。
緊張しながら来た身体がほぐれる瞬間です。
定刻になりましたら、読書会スタート!
まずは、運営ボランティアのサポーターから読書会の注意事項の説明があります。
猫町倶楽部の読書会のルールはたった2つです。
1つは、課題本を読了してくること。理解できなくても好きになれなかったとしてもOK。読了は必ずお願いしております。
2つは、他の参加者の意見の否定をしないこと。本や著者の批判はOKですが、人の意見の批判はしないようにお願いしております。
なので、安心して、みんなが自分の意見を自分の言葉で語ることができます。
各テーブルには、その月ごとに参加者の方々に事前に依頼をさせていただいた、「ファシリテーター」という役割の参加者が一人おります。
ファシリテーターが各テーブルの議論の舵取りの役割を行います。
いつも皆様、快く引き受けてくださってありがとうございます。
各テーブル、様々な話題で盛り上がります。
真剣に議論したり、そんな見方があったのかと驚いたり、
分からなかった部分を質問して教えてもらったり、
本の話から脱線して、仕事や人間関係の相談をしたり。
大爆笑しちゃう時も。
同じ本を読んで集まったメンバーは、不思議なもので、
初めて会ったのにも関わず、
同士のような感覚で、すぐに打ち解けて仲良くなれます。
猫町倶楽部の魅力は?と聞かれたら、
私だったら、知的好奇心が充足されることと、
そのコミュニティ性と答えるかなと思います。
自分ではなかなか手にとらない本との出会い、
そして自分では気づけない感想や読み方との出会い。
関西猫町倶楽部の参加者さん同士はとても仲のいい雰囲気です。
初めての人にも久しぶりの人もあたたかく迎えてくれます。
すぐに仲間になれて、忙しくてしばらく参加できなくても、久しぶりに行ったらまたすぐに以前と同じように仲良く出来ます。
サードプレイスとはよく言ったもので、
会社でも家庭でもない、本が好きという想いでつながった仲間たちとの場があることが
安らぎにもなり、日々の活力につながるのではないでしょうか。
読書会のあとは、次月予定の告知などののちに、参加者全員で集合写真をパチリ★
読書会のあとは、近くのお店で懇親会です。
既に読書会を通して仲良くなったあとなので、話が弾みます♪
次月の関西アウトプット勉強会ですが、
10月21日(土)に、上野千鶴子氏『女ぎらい』で行います。
ただ、すでに満員御礼となっております。申し訳ございません、、
11月以降は会場規模を大きくする予定となっておりますので、参加できず続きだった方々、
今後とも関西アウトプット勉強会をよろしくお願いします!
(文:のんこ 写真:のずみん)