猫町倶楽部

秋も深まりつつある１０月２５日（水）開催、名古屋シネマテーブル定例会の様子をお伝えします。

課題映画は『ブルーム・オブ・イエスタデイ』。



東京国際映画祭にて、東京グランプリとWOWOW賞を受賞した作品です。
今回はいつもよりちょっと少なめ、３７名のご参加でしたが大変盛り上がりましたー！

会場は名古屋伏見のNov.café。



サポーター・シロさん作のテーブル札と名札がお待ちしてます。
今回もオシャレ！



１９：３０、定例会スタートです。
各テーブルごとに、４回以上ご参加いただいているメンバーから進行役の「ファシリテーター」を選出。
自己紹介から始まって、２１：００までそれぞれの感想をお話しいただきます。





映画の好みや感じ方は人それぞれ、いろんな感想が出たようです。
・ホロコーストが言い訳に使われているようにみえた。舞台装置で主題ではないように感じた。
・はちゃめちゃぶりが楽しめた。問題があるやつらと思いながら観ているうちに好きになっていた。
・コメディにしては笑えない。どういう視点で描いたのかとらえにくい。
・２人が情緒不安定で激しすぎてついていけない。
・犬を投げるのは許せん！犬を投げるインパクトが強すぎて、その話題ばかりになるのは本末転倒では？
等々…。

猫町倶楽部の会は、その時の課題映画（本）の良し悪しを決めるものではありません。
どんな感想を言うのも自由！　でも「他人の意見を否定しない」のがルールです。
自分と全く違うとらえかたをした方の意見に目から鱗…なんてことも。
定例会を終え、場所を移して懇親会へ！



懇親会会場はエレファント・ネスト、今回はハロウィン仕様です。

別のテーブルの様子や、好きな映画の話などしてこちらも盛り上がりました。



もっと同じ映画を観ての話ができるよう、懇親会の話題映画も設定しています。
今回の話題映画は『アウトレイジ　最終章』。



男性ばかりが集まっていたようで…。

次回定例会は１１月２９日、課題映画は『ブレードランナー２０４９』。
　「映画なんてほとんど観てないし…」「詳しいこと知らないし、俳優も監督も全然知らないから」と二の足踏んでるみなさん！
サポーターや常連メンバーは、みなさんの
「ふだんはあまり観ないけど、シネマテーブルに参加するために観てきました」
というお言葉が大好物です！　尻込みしないでぜひご参加くださいね！



さて、今回からの新コーナーです！
↓↓↓↓↓

☆☆☆　≪今月のmotty≫　☆☆☆



「売るほど持ってるなかから１枚選んだＴシャツは、柔術にちなんで空手！　観たみんなはわかるよね！　スカジャンは小泉進次郎議員にあやかっちゃいました～（この時ちょうど選挙戦真っ只中）。でもオレのほうが似合ってるよね！！」
［注：本人談ではありません］

来月もお楽しみに！


★ 各テーブルで話題になった関連作品 ★

● 欠陥のある２人が主人公
「世界にひとつのプレイブック」
2012年 アメリカ合衆国（原題：Silver Linings Playbook）
監督 デヴィット・O・ラッセル
主演 ブラッドレイ・クーパー、ジェニファー・ローレンス

● 加害者の身内と被害者の身内というカップルが出てくる
「あふれる熱い涙」
1992年 日本
監督 田代廣孝
主演 ルビー・モレノ

● その後の世代を描いている
漫画「夕凪の街 桜の国」こうの史代

●アウシュビッツ生存者のおじいちゃんの復讐劇
「手紙は憶えている」
2015年 カナダ・ドイツ（原題：Remember）
監督 アトム・エゴヤン
主演 クリストファー・プラマー

● 元SSと弄ばれたユダヤ人少女の愛憎
「愛の嵐」
1975年 イタリア（原題：Il Portiere di notte）
監督 リリアーナ・カヴァーニ
主演 ダーク・ボガード、シャーロット・ランプリング

●夫は私を売ったのか？
「あの日のように抱きしめて」
2014年 ドイツ（原題：Phoenix）
監督 クリスティアン・ペツォールト
主演 ニーナ・ホス

●ヒトラーもので笑いがある
「帰ってきたヒトラー」
2015年 ドイツ（原題：Er ist wieder da）
原作 ティムール・ヴェルメシュ
監督 デヴィット・ヴェント
主演 オリヴァー・マスッチ


「ハイドリヒを撃て！『ナチの野獣』暗殺作戦」
2016年 カナダ（原題：Anthropoid）
監督 ショーン・エリス
主演 キリアン・マーフィー


「サウルの息子」
2015年 ハンガリー（原題：Saul fia）
監督 ネメシュ・ラースロー
主演 ルーリグ・ゲーザ

● 次の世代へ続いていく
「この世界の片隅に」
原作 こうの史代
2016年 日本
監督 片渕須直
声 のん