猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2012年10月13日(土曜日) 読書会 15:20~17:30 講演会19:00~21:00
- 内田樹が猫町倶楽部にやってくる!【関西・名古屋アウトプット勉強会合同読書会】
関西アウトプット勉強会(第30回 10月定例会)にご参加頂いた皆様、ありがとうございました。
記念すべき第30回は、「関西・名古屋合同読書会」として、名古屋のメンバを関西にお迎えしてのイベントとなりました。
さらに、スペシャルゲストとして今回の課題本の著者である内田樹さんをお迎えして、講演会を行っていただくこととなりました。
そのため、今回は1部:読書会、2部:内田樹さんによる講演、3部:懇親会の3部構成です。
また、以前より猫町倶楽部で交流のある「恋とセックスで幸せになる秘密」等の著者、二村ヒトシさんにもご参加いただきました。
- 主催者のタツヤさん(左)と二村ヒトシさん(右)
まずは、第一部の読書会の様子から。
今回の課題本は以下の3冊から1冊を選ぶというスタイルとなりました。
- 「街場のメディア論」(光文社新書)
- 「私家版・ユダヤ文化論」(文春新書)
- 「レヴィナスと愛の現象学」(文春文庫)
それぞれ、20-30名近くの参加者がおられ、総勢約80名と大変にぎやかな会となりました。
今回は開催場所を変え、名古屋組の宿泊先の大広間を使用させていただきました。
いつもと違ったお座敷スタイルで、より身近な雰囲気で行えたかと思います。
課題本ごとにグループ分けされて、読書会スタートです。
「街場のメディア論」チームの様子。
現在のメディアの不調、メディアが引き起こしてしまう問題点の話から、教育、医療などの私たちに身近な問題へと議論が弾んでいきました。
お次は、「私家版・ユダヤ文化論」チーム。
漠然としたイメージだけで語られがちな「ユダヤ人」について、本書を通じて語り合うことでより深い理解を得られたのではないかと思います。
最後に「レヴィナスと愛の現象学」チーム。
「レヴィナス」は難解ですし、当初参加人数が少なくなるかなとも思っていましたが、ほぼ同じような数に分かれました。さすが猫町!
第2部は場所を変えて、内田樹さんによる講演です。
内田さんの笑いを交えたテンポの良い話に聞き入ってしまい、120分が短く感じられました。
1部の読書会で集めた質問に対するアンサーと、現在のメディアに関するリアルな体験を中心に語っていただき、非常におもしろかったです。読書会メンバも真剣に耳を傾けていました。
猫町倶楽部のような読書会について、
「自分の周りの複数の人間が1つのことを議論することで、情報のスクリーニングを本能的に選択している」
とし、ますますこのような読書会は盛んになっていくだろうとおっしゃっていました。
最後にみんなで写真撮影。
懇親会は、関西アウトプット勉強会では恒例のお店で鍋を囲みました。
名古屋と関西のそれぞれの読書会の様子やご当地ネタなどで、各テーブル盛り上がっていました。
今後も、このような形で地域をまたいだ交流ができれば楽しいですね。
次回は、11/24(土) 『ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉』 リンダ・グラットン です。