扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

特別イベント

  • 2018年2月10日 
  • 特別イベント『どうすれば愛しあえるの~幸せな性愛のヒント~』


 

 


 

2018年2月10日田町ビジョンセンターにて、宮台真司・二村ヒトシ『どうすれば愛しあえるの~幸せな性愛のヒント~』を課題本として読書会が行われた。

この課題本は2013年2月14日大雪のバレンタインデーから始まった4回の対談が1冊の本になったものである。

性愛の幸せを求めて集まってきた130名を超える参加者の中には猫町倶楽部常連もいるが、半分以上の人が猫町倶楽部初参加。

猫町倶楽部ではエロティシズムや性愛の本を中心に扱う分科会として、猫町UGというものがあるが、猫町UGの参加者は毎回女性の方が半数を超える。しかし今回は55%が男性。性愛の本で男性参加者が多いことは珍しい。

もちろん著者や課題本の内容にもよるだろうが、この人たちは何を求めて今回の読書会に参加したのだろうか・・・。著者との交流か、恋人探しか、セックス相手探しか・・・?うまくいった方はぜひご報告ください。

 


 


それはさておき、猫町倶楽部の大切なルール「他人の意見を否定しない」に加えて、課題本でも散々言われている「女性のエッチな話をどれだけ自分の心に映すことができるか」という命題をうけて「女性がエッチな話をしても引かない」という新たなルールを加えて読書会スタート。

女性がとても元気にエッチな話をしたとか、しないとか。

 

読書会の各テーブルでは短時間ではあるもののゲストで来られていた、宮台真司さん、二村ヒトシさんにも入っていただき、質問をぶつける。

残念ながらテーブルには宮台さんか二村さんのどちらかしか回られてこなかったけれども、参加者の熱心な質問に真摯に答えてくださいました。

 


 

 


 

 

あっという間の110分の読書会は終わり、休憩を挟んでお二人のトーク。

 

会場に一参加者としていらしていた課題本にも登場するAV男優の森林原人さん、作家の大泉りかさん、漫画家の小沢カオルさん、AVシナリオライターの神田つばきさんも登壇されて、読書会に参加した感想を述べられたり、宮台さんや二村さんへ質問をしたりする形でトークが進みます。

 

大泉さんから「男を見分ける3つのポイントは使える」など課題本に共感的な感想や、神田さんから「宮台さんとは年代が同じで、同じ都内在住だが、時代の印象がかなり異なる。女性と男性には時代の認識もジェンダーギャップがあるのでは」という投げかけもなされました。

 

森林さんからは「カメラの前で変性意識っぽく演じることに慣れてしまった問題」や、小沢さんからは「変性意識は本当に性愛だけでしか味わえないのですか」という質問に宮台さんがうなりながら応えます。

 

なんといっても印象的だったのが、二村さんから宮台さんご自身の性癖をいじられるたびに宮台さんが嬉しそうな顔をしていたことでした。

 


 


 


 


 

 

トークの後は場所を移しての懇親会。懇親会にも引き続き100名を超える方に参加していただき、宮台さん、二村さんをはじめ、たくさんの方と交流ができました。

 

乾杯のあいさつでは、猫町倶楽部の読書会に参加してみてどうでしたかという質問に宮台さんから「このような祝祭のような場があるとは」という激励をいただきました。この会に参加した人たちは間違いなく幸せな性愛のヒントが垣間見えたはずです。

 

 


 

 

texed by ヘイデン

photoed by かわべぇ&美鈴

 

 

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