猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 4月15日(日) 読書会&レクチャー14:00~18:00、懇親会18:15~
- 佐藤晃子の日本美術基礎講座第Ⅱ期第3回『思いがけない日本美術史』
4月15日に名古屋藝術部「佐藤晃子の日本美術基礎講座第Ⅱ期―第3回」が
開催されました。
会場は藤が丘の「JAZZ茶房靑猫」です。
参加者は49名、初参加の方は5名でした。
今回の課題本は 黒田泰三 著「思いがけない日本美術史」です。
佐藤さんから、著者の黒田さんとは佐藤さんが修士論文を書く時に
会ったことあり、絵への愛があふれている方で、この本にもそれが
よく表れていると紹介がありました。
主宰のタツヤさんによると名古屋での評判を聞いて、
東京の猫町倶楽部メンバーからラブコールが来ており、
東京開催を検討し始めたそうです。
司会の いのっち さんから読書会のルール「他人の意見を否定しない」
について説明がありました。このルールがあることで、初対面同士でも率直な
意見が言え、打ちとけやすい雰囲気になっていると思います。
読書会には幅広い年代の人、日本美術に詳しい人から、この読書会を
機会に日本美術を見てみようと思っていた方など様々です。
様々な人がいるからこそ、気づきも多くなります。
読書会中には佐藤さんに各テーブルを回って頂きました。
ゲストと身近に話すことができることも猫町倶楽部の読書会ならではです。
読書会に続いて、毎回の好評のレクチャーが行われました。
今回は140のスライドが用意されてました!!
今回のレクチャーでは彦根屏風、長谷川等伯、伴大納言絵詞等が
取り上げられました。
彦根屏風の目の部分を拡大した写真です。
狩野長信が書いたという説があります。この画家は目に白い点を入れる
特徴があるとのことです。
長谷川等伯の印が押されていますが、よくみると細部が異なります。
最近ゾゾタウン社長が購入した長谷川等伯の重要文化財です。
重要文化財は個人で購入することができるんですね。
5月に佐藤晃子さんの新刊『国宝の解剖図鑑』が発売されます。
これまでの日本美術基礎講座で佐藤さんからチラチラと話が出ていて、
参加者がずっと気になっていた本がついに完成しました!
編集者と「この国宝はどこが凄いか一言で表して」というやり取り
を重ねてきた力作です。
まだ発売前の新刊を特別に持ってきていただき、
読書会、懇親会中に回覧しました。みなさん興味津々でした。
レクチャーが終わった後は、会場を移しての懇親会です。
レクチャーまで聞き足りなかったことを、佐藤さんに質問されている方が
多くいらっしゃしました。
懇親会中の写真です。
佐藤さんには懇親会中も色々お話しいただきました。
レクチャーの終りに撮った集合写真です。
ご参加のみなさんありがとうございました。
佐藤晃子の日本美術基礎講座第Ⅱ期は次回の最終回の4回目は7月予定です。
第Ⅱ期が始まったのが去年の10月でしたが、あっという間の4回目になります。
最終回が名残惜しいです。
ユーモアを交えたレクチャー、どんな質問にも丁寧に答えてくれる神対応や
清楚なたたずまいで、この講座に参加された方は佐藤さんのファンになる方が
多くいます。
次回が最終回、参加されてた方もまだの方もぜひご参加ください!!
文 めの 写真 まりそる,まき