猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2018年5月25日 読書会19時15分~ 懇親会21時40分~
- 第138回 名古屋アウトプット勉強会 「失敗学のすすめ」
2018年5月25日(金)、おなじみのウインクあいちにて開催しました名古屋アウトプット勉強会の定例会の様子をお伝えします。
今回の課題本は畑村洋太郎「失敗学のすすめ」です。「失敗」にネガティブなイメージがついて回るものですが、今回の課題本では失敗に冷静に向き合う方法をわたしたちに提案しています。
誰しも失敗はするもの、「失敗学のすすめ」でどのようなアウトプットがなされたのでしょうか。
「失敗から学ぶことが有るのはわかるけど、やっぱり失敗するのはこわい」「今の日本は失敗の犯人探しが過剰なのでは?これでは失敗を認めるだけでも勇気がいる」「今の日本の失敗へのスタンスは正しい姿ではないのでは?」「手探りのことが多い仕事に携わっているから上司から失敗を奨励されている」
「今の社会では原因追求と責任追及が一緒になっているとよく感じる」「失敗イコール謝罪になっているかも」「謝ることと反省することは全くの別物」「でも落としどころを探したくなるのもわかる」「失敗から何も学べないのは失敗した本人が失敗として受け止めていないから。周りから見たら失敗なのに」
「SF小説は未来の失敗のシミュレーションだと思う」「言葉だけで失敗を伝えるのは難しい、いずれVRなどで失敗を体験できるようになるかも」
「リスクに対処することはいいことだけど、リスク対策にコストをかけすぎたらそれ自体が失敗なのでは?」「警戒しすぎて何もできなくなるのはいやだ」「百年や千年に一回のリスクへの対応と日々の生活への対応では、わかっていても、日々の生活にお金は使われやすいと思う」
アウトプット終了時間になっても話題が尽きません。アウトプット終了後は、課題本を読んで自分なりに実行しようと思ったことを付せんに書いて実行を宣言をします。トピックが盛りだくさんだったので、皆さん、いろいろな実行宣言をされたようでした。きっと、今日の生活に生きているでしょう。
懇親会でも身近な失敗から学んだこと、感じたことなどで話題が満載。それぞれの充実した笑顔がとても印象的でした。こんなに「失敗」について語ったことはなかったかもしれませんね。
今回も会場いっぱいの満員御礼状態。多数のご参加ありがとうございました。
次回の課題本はトーマス・ラッポルト著『ピーター・ティール 世界を手にした「反逆の起業家」の野望』です。
なお、アウトプット勉強会では運営のお手伝いのサポーターを募集しています。アウトプット勉強会をつくる楽しさはもちろん、思わぬ発見や出会いがきっと皆さんを待っています。
それでは次回もまたアウトプット勉強会でお会いしましょう。
文:おりがみ
写真:tt、Yuki