猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2018年5月16日(水) 受付開始 19:00/シネマテーブル19:30~
- 東京シネマテーブル 第43回 「君の名前で僕を呼んで」
5月16日の水曜日、渋谷「ザ・ギャンゲット・バイ・モジャ」にて、東京シネマテーブルの定例会が行われました。
今回の課題映画は「君の名前で僕を呼んで」 (イタリア・フランス・ブラジル・アメリカ合作)。
本作はアンドレ・アシマンが2007年に上梓した小説「Call Me By Your Name」を原作とし、脚本を手がけたジェームス・アイヴォリーは第90回アカデミー賞で脚色賞を受賞!ティモシー・シャラメとアーミー・ハマー、イケメンふたりの共演も話題性があり、女性参加者多数です。
映画の世界観を表現した名札も気分を盛り上げてくれます。
今回用意したおやつは、映画の中でも印象的に使われていたアプリコット!(ただしドライアプリコットです。) それと、イタリア産であろうクッキーです。
そして、毎回恒例となっている我らがリーダー!今回の衣装は、エリオが着ていた赤いポロシャツ!
エリオというより、某人気マンガの主人公に酷似!とのうわさもちらほら。
何はともあれ、シネマテーブルのエリオが登壇し、前半戦スタートです!
各テーブル司会進行役のファシリテーターを決定し、「人の意見を否定しない」というおなじみのルールーを説明した後は、自己紹介&アウトプット開始! 同じ映画なのに人によって色んな見方があるのか!と気づかされ、みんなの感想を持ち寄ることで映画への理解度、愛着が深まります。
各テーブルで飛び交った主な意見は、
「男同士だけではなく、男女間でも成り立つ普遍的なテーマ。」、
「夏のバカンス地で燃え上がり、その後オリバーはあっさり結婚。オリバーは遊び人!?」、
「とはいえ、エリオも遊び人!?」、「結局、二人とも本気ではなかった説!?」
「少年から大人の男へと成長させるため、通過儀礼ともいえるGreek Loveをエリオに経験させた。オリバーとの出会いと別れは、まさにエリオの両親の陰謀であった!?」、
「父親の言葉は染みた。」
などなど自由な意見・感想が飛び交いました。
課題映画についてたっぷり話した後は、夕食のお時間。
腹ごしらえをした後は、第2部・ラウンドテーブルに突入です!
今回のお題は、もはや定番となった裏課題映画たち4作。
「アベンジャーズ インフィニティウォー」、「レディ・プレイヤー1」、
「ザ・スクエア 思いやりの聖域」、「娼年」
ゴールデンウィークに合わせて、洋画も邦画も大作・注目作が続々と公開したので、裏課題映画も盛りだくさんです。
また、映画素人さんでも気軽に話せる「映画初心者ですが、何か?」や映画の情報交換ができる「最近これ観た&これから観たい映画」など6テーブルにわかれスタートです。
カンヌ国際映画祭最高賞パルムドールを受賞した「ザ・スクエア 思いやりの聖域」は数々のいや~な名・珍シーンについて深堀&独自理論を展開しました。
なんで使用済みコン○ームを取り合ってんの? え、なんでオラウータン? スクエアの意味って?
さすがオストルンド!“毒とユーモア”に溢れていて、前作「フレンチアルプでおきたこと」にひけをとらない名作。次回作も期待してしまう1本と話題でした。
一方、「娼年」ではリョウくんのプレイが雑!なんて辛辣な意見もありました。
今回のシネマテーブルも大盛況でした。
さて、次回定例会のお知らせです。
開催日時は6月13日(水)、19時受付開始、19時30分スタートです。
会場は今回同様、「ザ・ギャンゲット・バイ・モジャ」です。
課題映画は「犬が島」(5月25日公開予定)。
監督は本作でベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞、「グランド・ブダペスト・ホテル」などで知られる
ウェス・アンダーソンです! 日本を舞台にしたアニメという事で注目度も期待度も高そうですね。
次回もたくさんの方々のご参加、お待ちしています!
ラウンドテーブルのお題や裏課題映画もmixiで随時お知らせします!
それでは次回のシネマテーブルで!
(文、写真:あじー)