猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2018年6月13日(水) 受付開始 19:00/シネマテーブル19:30~
- 東京シネマテーブル 第44回 「犬ヶ島」
6月13日の水曜日、渋谷「ザ・ギャンゲット・バイ・モジャ」にて、東京シネマテーブルの定例会が行われました。
今回の課題映画は「犬ヶ島」 (アメリカ・ドイツ合作)。
本作は「グランド・ブタペスト・ホテル」(2014年)、「ファンタスティックMr. Fox」(2009年)でアカデミー賞ノミネートのウェス・アンダーソン監督が日本を舞台に製作したストップモーションアニメということで、公開前からかなり話題となっていました。
日本が舞台だけあり、夏木マリ、RADWIMPSの野田洋次郎、渡辺謙といった日本人キャストに加え、スカーレット・ヨハンソン、ビル・マーレイ、ジェフ・ゴールドブラム、エドワード・ノートンなどのハリウッド俳優陣も声優として参加しており、その豪華なメンバーも話題となっていましたね。
今回用意したおやつは、犬がメインテーマの映画ということで「たべっこどうぶつ」、そして映画のお供の定番「ポップコーン」。
そして、毎回恒例となっている我らがリーダー!今回の衣装は、悪役の小林市長の白スーツ(わりと普通…?)。
何はともあれ、シネマテーブルのにこやかな小林市長が登壇し、前半戦スタートです!
各テーブル司会進行役のファシリテーターを決定し、「人の意見を否定しない」というおなじみの猫町倶楽部ルールを説明した後は、自己紹介&アウトプット開始! 同じ映画なのに人によって色んな見方があるのか!と気づかされ、みんなの感想を持ち寄ることで映画への理解度、愛着が深まります。
各テーブルで飛び交った主な意見は、
「ウェス・アンダーソン監督作品が好きでほぼ全て観ていて、今回ベスト級」
「画面に情報過多で処理しきれず、複数回以上観る必要がある」
「ストーリーがふんわりし過ぎ」
「時代性がよく分からなかった」
「ナツメグ(スカーレット・ヨハンソン)が一番好きなキャラクター。声だけで色気を感じた」
などなど自由な意見・感想が飛び交いました。
課題映画についてたっぷり話した後は、夕食のお時間。
美味しくて盛りだくさんのメニューで腹ごしらえをした後は、第2部・ラウンドテーブルに突入です!
今回のお題は、第二課題映画「レディ・バード」、「日本を扱った海外映画~映画で見たヘンな日本~」、「来月の課題映画を予習」、「最近これ観た&これから観たい映画」の4テーマ。
第二課題映画のレディ・バードのテーブルでは、「フランシス・ハ」(2014年日本公開)でこじらせ女子を見事に演じており、「犬ヶ島」にも声優として参加していたグレタ・ガーウィグ初の単独脚本・監督作品ということもあり、期待高く観た方が集まって下さいました。
「自分も地方出身者で大学進学の時を思い出した」「グレタ・ガーウィグの創り出した画面を観て泣けた」「心配してガミガミ言うお母さんとお母さんとの間のクッションになる暖かいお父さんが良かった」などの意見が出ました。
今回初めての試みとして、「次回課題作品の予習」テーブルでリーダーがプレゼン。
カンヌ映画祭とアカデミー賞の違いなどを紹介しているうちに、なぜか某TBSラジオを熱く語る展開に(ラジコ、ラジオクラウドで聴けますよ)。
今回のシネマテーブルも大盛況のうちにお開きとなりました。
さて、次回定例会のお知らせです。
開催日時は7月4日(水)、19時受付開始、19時30分スタートです。
会場は今回同様、渋谷の「ザ・ギャンゲット・バイ・モジャ」です。
課題映画は「万引き家族」(6月8日より公開中)。
是枝裕和監督最新作、第71回カンヌ国際映画祭最高賞のパルムドールを見事受賞!ということで、日本中でかなりの話題になっていますね。
次回もたくさんの方々のご参加、お待ちしています!
ラウンドテーブルのお題や第二課題映画も、mixi(ぜひご参加を)で随時お知らせします!
東京シネマテーブル「万引き家族」mixiイベントページ
http://mixi.jp/view_event.pl?comm_id=6184925&id=86354111&comment_count=2
それでは、次回のシネマテーブルでお会いしましょう!
(文、写真:ケイ)