猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2018年9月22日 受付開始17:00、読書会17:30~19:45
- 関西アウトプット勉強会 第101回 『「きめ方」の論理』
8月には開催回数100回を迎えて飛ぶ鳥も落とす勢いの関西アウトプット勉強会、その第101回読書会が9月22日(土)に梅田茶屋町アプローズタワーで開催されました。
今回の課題本は、佐伯 胖さん著の「「きめ方」の論理」です。
1978年に執筆されたこの本は、集団に属する人々の意見を聞いて物事を決定するとき、どのような「きめ方」が望ましいか?という集団的決定理論について経済学的な観点から書かれています。
会場についたら、受付で運営ボランティアのサポーターがお出迎えします。
今回から新人サポーターが3名加入しました。よろしくお願いします!
受付で自分の参加テーブルを聞いて着席します。読書会開始まで、以前知り合った人に挨拶したり、テーブルに置かれた他分科会や課外活動の広告について話したり。
17:30になったら読書会スタート、今回は初参加3名を含む29名が参加です。初めにサポーターから読書会のルールと進行の説明があります。
猫町読書会のルールは
・課題本を読了してくること
・他の参加者の意見を否定しないこと(本の内容についての批判はOKです)
の2点です。
また、各テーブルにはファシリテーターと呼ばれる議論の進行役が設定されており、参加者全員がバランス良く発言できるよう調整してくれます。このため、初参加の方や参加歴が浅い方も安心して自分の意見をアウトプットすることができます。
各テーブルでは読了して思ったこと、思いついたことを語り合ったり、
わからないところを皆で考えたり、
本の内容を自分の経験と照らし合わせてみたり、と話し合いを進めていきます。
ご参考までに私のテーブルでは
・財の集中投資と公平分配はトレードオフになる場合、現実の企業では成長度合いに合わせてそのバランスを変えていかないといけない
・今まで何気なく使っていた投票方式はちゃんと目的に適した方法だったのか
・行動履歴から自分の効用(≒幸福度)を最大化する提案をするAIとか今後できないか
などの意見がありました。自分が考えもしなかった意見を聴けたり、自分の意見からどんどん話題が膨らんだりするのは読書会の醍醐味ですね。
読書会が終わったら、次回告知と各分科会及び課外活動の紹介です。
猫町では定例会で仲良くなった人達と集まれる様々な課外活動を企画しています。
是非いろいろ参加してみてください。
最後に参加者全員の記念写真!写真NGの方は本で顔を隠していただいてOKです。
読書会が終わった後は会場を移して懇親会です。苦労して難しい課題本を読了して意見を語り合った分、皆さんすっかり打ち解けて話も弾みます。今回の課題本は特に難しかったので、懇親会の喜びもひとしおです。
懇親会後半は、いくつかのテーマのうち興味のあるテーブルに行って語り合う恒例の「ゆるゆる席替え」です。今回のテーマは「行ってみたいパワースポット」「好きだった音楽番組」「最近ハマっている事」「最近決めた事」「フリーテーマ」でした。
テーマによっては読書会のときより活発な議論がされることもあるとか…。皆さんどのようなお話をされたんでしょう?
次回の課題本はリチャード・ニクソン著の「指導者とは」。自らもアメリカ大統領を経験した著者が同時代のリーダーたちについて書いた名著です。アウトプット勉強会にぴったりですね。皆様の参加をお待ちしております!
<文:みやっち 写真:そねっち、よこ>