扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

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名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年9月17日 読書会13時30分~ 懇親会17時30分~
  • 第142回 名古屋アウトプット勉強会 「教養主義のリハビリテーション」 ゲスト:大澤 聡

ウインクあいちにて、第142回名古屋アウトプット読書会が9月17日に開催されました。
今回の課題本は「教養主義のリハビリテーション」で、副読本が「1990年代論」でした。
さらに今回はなんと、ゲストとして著者である大澤聡先生に来ていただき、最終的に70人以上の方が参加してくださいました!



教養主義が衰退していく現代-そのような中で、大澤先生が、3人の先生との対談を通して、今後の教養主義を模索する内容になっています。対談本でしたので読みやすく、知的好奇心を刺激する内容でした。

はじめに大澤先生から「今日は皆さんそれぞれが思っている「教養」について話してほしい。」という挨拶のあと、読書会が始まりました。

読書会はあらかじめ決められた6~7人ほどのグループに分かれて行われます。そのとき、クジで決まったファシリテーターが進行役として読書会を進めていきます。
猫町倶楽部の読書会では次の2つルールがあります。
・課題本の読了
・他の方の意見を批判しない。
このルールさえ守れば、後は自由に発言して大丈夫です。

読書会では参加された方から次の意見が出ました。
・教養とは、一つのジャンルに絞って深く読むことで、隣のジャンルが見えてくるものだと思う。
・教養のある人とは、自分の考えをちゃんと持っている人のことではないだろうか。
・教養にしても会話にしても、次に繋がるものであってほしい。
・それって何の役に立つのかという質問をする人がいるが、その問い自体が愚問で、反知性主義を助長している。
・自分が大学生の頃は本で調べるよりも、ネットで検索する方が位置付けとして上だったが、今回、ネットの検索だけで済ませることの危険性も知った。

また、読書会進行中、大澤先生が全テーブルを回って、質問に回答してくださいました。

和気藹々とした雰囲気で読書会が終わったあと、大澤先生によるレクチャーが行われました。

レクチャーでは、次のお話が印象的でした。
・本を人に勧めるとき、他者にどう伝えるかを考えることが対話的教養である。
・読書する人が少数派になりつつある中、日常生活においても自ら読書していることを他者に恥ずかしがらずに表明していく。
ときには会場から笑い声がわき起こりつつ、皆さん真剣に耳を傾けていらっしゃいました。



最後の質問にも丁寧に答えていただき、時間をおしみながらレクチャーの時間が終了となりました。

そして、最後は課題本を手に集合写真を撮影。中には先生の著書を3冊も持ってきてくださった参加者の方もいらっしゃいました。

その後、会場を別にして懇親会が行われました。
各人で会話に花をさかせつつ、各テーブルを大澤先生が回り、参加者からの鋭い質問に対して、真摯に対話をしてくださいました。



中には、先生にサインを貰っている方もいらしゃって大喜びの場面もありました。



今回はゲストとして大澤先生を迎えたことにより、一層盛り上がった読書会になったのではないでしょうか。

また、名古屋アウトプット勉強会では現在サポーターも大募集中です!
僕もサポーターとしてまだ駆け出しですが、サポーターになったことによって、仲良くなった方は数知れません!毎日猫町倶楽部のことを考えるようになって楽しいです。(この写真は僕です。)

もしご興味のある方は、勇気を持って踏み出してみれば、新たな発見があるかもしれません。

次回第143回アウトプット勉強会は、10月28日(日)に開催されます。課題本は第37代米大統領リチャード・ニクソン著の『指導者とは』です。皆様奮ってご参加ください。初心者の方の参加も猫町倶楽部一同心よりお待ちしております!

文:ひつまぶしtakao
写真:あさこ・Yuki

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