猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2019年1月25日 読書会19時15分~ 懇親会21時40分~
- 第145回 名古屋アウトプット勉強会「ホモ・デウス」
新たな年を迎えた2019年1月25日に、第145回名古屋アウトプット勉強会が、ウィンク愛知にて開催されました。
新年第1回にあたる今回の課題本は、ユヴァル・ノア・ハラリ著『ホモ・デウス(上下巻)』でした。
この本は、著者が人類の過去について考察した前書『サピエンス全史(上下巻)』のいわば続編にあたり、今後AIやテクノロジーが台頭していく中、人類はどのような未来を歩むことになるのかということについて書かれたものです。
今回の読書会は、70名近い方が参加され、大盛況でした。
ここで少し猫町読書会のルールを2つ説明します。
1. 課題本を読了してくること
2. 他の参加者の意見を否定しないこと
(本の内容を批判するのは大丈夫です)
この二つが大切なルールとなります。その後グループごとに分かれて読書会開始です。
グループごとに進行役であるファシリテーターがクジで選出され、初心者でも意見をアウトプットしやすいような環境になっています(ファシリテーターになる方は4回以上参加されている方のみです)。
ファシリテーターは、アウトプット勉強会では、くじで決めています。
今回のくじはまさに神社などでひく「おみくじ」で行いました。
一年間の運気を占ってもらうべく、おみくじをひいてもらい、「大吉」があたった方にファシリテーターを務めてもらいました。
また、2019年1月よりリーダーを始め、サポーターも変わり、新しい雰囲気の中でアウトプット勉強会が始まりました。
今回の課題本には著者が丹念に調べ上げた統計や科学的実例、AIやテクノロジ―について解説されており、文系の私でも興味を持って読むことができました。
では、各グループのアウトプットをご紹介しましょう。
・今生きている常識は、過去の色々な出来事の積み重ねで起こっていることに気づかされた。
・この本の通りになるとは限らず、データ教への反動で、原始的な生活を好む人たちも出てくるのではないか。
・人間が思う未来像は、過去からみた未来像と必ずしも一致していない。
・著者はキリスト教とイスラム教に代表される二元論に縛られていると思う。
・多神教の国には馴染まない発想。人間から見た神の在り方と神から見た人間の在り方は相互関係にあり、その関係性の延長線にこの本が書かれた感じがする。
読書会終了後、先日末で退任されたサポーターの方々にご挨拶を頂きました。1年間本当にお疲れ様でした。
最後に参加者全員で記念撮影をしました。課題本を片手に「ハイ、チーズ!」皆さん、とってもいい笑顔で撮影に臨んでくれました。
読書会終了後、懇親会を行いました。今回は懇親会も50名近い方が参加され、とても盛り上がりました。
初めての人と話すのは緊張しますが、課題本読了というハードルを共に乗り越えた同好の士のため、参加された皆さんは、楽しくよもやま話に花を咲かせていました。
次回2月の読書会では、著者である佐久間裕美子さんをゲストに迎えます。
課題本は以下の3冊から1冊選んでの参加となります。
『My Little New York Times』(NUMABOOKS)
『ピンヒールははかない』(幻冬舎)
『ヒップな生活革命』(朝日出版社)
皆様も奮ってご参加ください。
猫町倶楽部はあなたの参加を心よりお待ちしております。
初心者の方も大歓迎です。
(文・ポップコーンtakao/写真・ひら・miyu)