猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2019年8月30日 19:15から
- 第151回名古屋アウトプット スティーブン・スローマン他『知ってるつもり 無知の科学』
夏も終わりに近づいてきた2019年8月30日、第151回名古屋アウトプット勉強会が、ウィンク愛知にて開催されました。
今回の課題本は、スティーブン・スローマン&フィリップ・ファーンバック著『知ってるつもり 無知の科学』でした。
この本は人がいかに知っているつもりで生きているか(身の回りの物の仕組みを説明できると思い込んでいるなど)=「知識の錯覚」についてその理由と解決策を認知科学者の視点で書かれている本です。
今回の読書会は暑い中、初心者の方を含めたくさんの方にお越しくださいました。ありがとうございました!!
司会からの挨拶のあと、テーブルごとに進行役であるファシリテーターがトランプで選出されます。引いた数字が多い人など各テーブルで自由にルールを決めて引きます。 (ファシリテーターになる方は5回以上参加されている方のみです)
ここで猫町読書会のルールを2つ説明します。
・課題本の読了。(←絶対必須)
・他の参加者の意見を否定しないこと(本の内容を批判するのは大丈夫です)。
この二つを守っていただければ、どなたでも参加OKです!!
今回の課題本は読書会が開かれるのを待っていた方も多く、様々な意見が交わされました。
・一人では何もできないということを改めて認識したが、自分一人で頑張らなくで良いと思うとほっとした。
・自動車販売店でも、販売のプロと整備のプロは違う人。お互いの仕事の内容について分かっていないことが多い。協力体制を作ることが大事。
・著者は人々がいかに無知であるかを書いているが、著者自身も無知な部分がある。
・原書のタイトルと日本語翻訳のタイトルが全く違う。原書のタイトルのほうが良かったのでは?
・ネットで簡単に情報検索ができる時代になったけれど、「いつでもアクセスできるという自信」と「実際に欲しい情報にたどり着ける力」は別物。そこを認識してないと危険。
・例えば医療を受ける際に、専門家(権威)の知識が信用できるものかどうか、見極めるにはどうすれば良いか?日頃から失敗を重ねること、いろいろな人に聞けるルートを作っておくこと、情報をアップデートし続けることなどが必要では。
・知ってる情報が多かったが、知ってるつもりだったのかも。色々な情報が上手く説明されていて面白かった。
・ファスナーの話は飲み会で使おと思う笑
最後に全員で記念撮影です!
読書会終了後、希望者のみで懇親会を行いました。懇親会の会場は、沖縄料理の「うりずん 琉球ダイニング」さんでした。
懇親会では、美味しい沖縄料理を堪能しながら、各々共通のテーマで盛り上がりました。
皆様ご参加ありがとうございました。
次回9月の課題本は木庭顕著『誰のために法は生まれた』 です。
ぜひ奮ってご参加ください。
初心者の方も大歓迎です。
文:ゆっこ 写真:OPサポ全員