扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

東京藝術部

  • 2019年11月10日(日) トークイベント 17時半~19時10分
  • 東京藝術部 ジョアン・ジルベルト追悼トークイベント

3ヶ月ぶりに開催された東京藝術部は、今年7月に惜しくも亡くなったボサノヴァの巨匠、ジョアン・ジルベルトの追悼イベントでした。



この日は、猫町倶楽部の読書会としては異例の課題本なし。

ジョアン・ジルベルトといえばこの人-伊藤ゴローさんと、ジャズ評論家柳樂光隆さんというお二人のトークで、とことんジョアンの世界を堪能してもらう催しとなりました。場所は千駄ヶ谷Maceです。



 

伊藤ゴローさんの中学生時代のボサノヴァとの衝撃の出会いや、クラシックギターを始めたころの記憶から手始めに、ボサノヴァの創始者ともいわれるジョアンの音楽について、和やかに約90分間のトークは始まりました。



BGMにはおふたりが選んでくださった曲が流され、ボサノヴァアレンジのクリスマス・ソングなど、なかなか普段は耳にできないものも聴くことができました。会場のお客さんも、トークと音楽の調べの心地よさに、自然と体でリズムを取っていました。



今回は普段の読書会の顔ぶれとひと味違い、猫町倶楽部を初めて訪れた参加者も多数いらっしゃいました。ジョアンの曲やボサノヴァをほとんど聴いたことのない方から、音楽に造詣が深いジョアンマニアの方々まで、幅広い層の皆さんでしたが、ゲストのおふたりの話を興味深く聞いていただけたようです。

その後の感想でも、

「ジョアン・ジルベルトはボサノヴァのなかで特殊なのにボサノヴァを代表してる人だというのが不思議な感じがした」

「歌唱も演奏も難しい楽曲に対する尊敬が高まり、もっと聴きたくなった」

といった、深いコメント、嬉しいコメントを頂きました。



トークイベントのあとの懇親会には、伊藤さん、柳樂さんも引き続き参加!お酒とおいしい食事を楽しみつつ、参加者の方たちとの音楽談義が弾みました。ゲストの方との距離が近いのも猫町倶楽部の魅力ですね。

 

これにて、本日のトークイベント、及び懇親会は終了・・・なのですが、当日いらっしゃった方にも、いらっしゃれなかった方にも朗報です。 柳樂光隆さんが本イベントのためにプレイリストを作ってくださいました。「僕らがボサノバに出会った理由」




ぜひ、ご覧いただき、ボサノヴァへの扉を開けてください!

 

 

東京藝術部では、毎回音楽・アートなど多岐に渡ったジャンルの読書会を開催しています。芸術というと、一見取っ付き難く思えるかもしれませんが、さまざまな人たちが集まり、和気あいあいとした雰囲気で行っています。

猫町倶楽部未経験のあなたも、ぜひ一度藝術部を覗いてみませんか? なお、直近では12月22日開催のクリスマスパーティではロラン・バルト著「表徴の帝国」を東京藝術部の課題本として、絶賛 申込受付中です。もちろん藝術部以外にも様々な課題本をご用意しています。

申込はこちらから http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/75084

ぜひお待ちしています!

(文:ひろみ 写真:ゆーま、ひろみ)

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