猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2019年12月22日(日)
- 東京猫町倶楽部 全分科会合同クリスマスパーティー2019
令和元年も残すところ10日あまりとなった2019年12月22日(日)、東京猫町倶楽部全分科会合同のクリスマスパーティー2019が開催されました。
会場は田町駅前のTKPガーデンシティPREMIUM田町にて、アウトプット勉強会・文学サロン月曜会・シネマテーブル・東京藝術部・フィロソフィア東京・猫町UG(アンダーグラウンド)という、東京猫町倶楽部の全分科会が一堂に会する読書会(シネマテーブル)&パーティー!
今回の課題本・映画は以下の通り。
① ブレイディ みかこ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(新潮社)
② レイモンド カーヴァー『大聖堂』 (村上春樹翻訳ライブラリー)
③ ロラン バルト『表徴の帝国』 (ちくま学芸文庫)
④ カルロ・ロヴェッリ『時間は存在しない』(NHK出版)
⑤ 澁澤 龍彦 『快楽主義の哲学』 (文春文庫)
⑥【初心者推奨】山本多津也著『読書会入門—人が本で交わる場所』(幻冬舎)
⑦ 映画『ラブ・アクチュアリー』(2003年)
今年も会場の規模いっぱいである250人近い参加者でしたので、各分科会の運営サポーター(ボランティアスタッフ)も一同に集って会場の設営準備をしました。
オープニングはこの2人の司会からスタート。
会場のボルテージは一気に高まります!
続いて代表タツヤさんこと山本多津也さんと、副代表パクちゃんの挨拶!
(猫町倶楽部で毎回作成する名札。呼んでほしい名前を記入するとともに、今回は好きな本・映画を書く欄もあり、そこから話が盛り上がったという感想も!)
猫町倶楽部のルールはたった一つ、「他の参加者の意見を否定しないこと」(作品や作家・監督等に対する否定、批判は問題ないです)。
バックボーンの異なる他者と好意的な空気のなか意見を述べ合うことで得られる知見があります。
まずはメインの読書会(シネマテーブル)。申し込み時に選択した課題本・映画を読んで・観てきた参加者同士であらかじめ決められたテーブルに分かれて座り、作品について語り合います。
どんな内容が語り合われたか、一部をご紹介しましょう。
まず「大聖堂」では…
・普段読まない作家で、今回を逃したら読む機会がないと思って選んだ。表紙の写真がカッコよかった。
・レイモンドカーヴァーの書いた孤独、絶望は表面的にはありきたりなものであるが、根底にあるものは深い。
・村上春樹は翻訳本の方が良い。
次は、今回一番参加者が多かった「僕はイエローでホワイトでちょっとブルー」では…
・海外と日本の違いについて、海外暮らしの経験のある人から体験談や、国際結婚をしている友人から感じたこと
・本に書かれていた事をベースにしつつ、自分の個人的な体験
などの話が出ました。
映画「ラブ・アクチュアリー」では…
・(映画の構成上)内容を端折り過ぎていると思い納得できなかったという意見もあった一方、他はだいたい好意的な印象を受けたという意見。
・初参加の方がおひとり、皆さん優しい方が多いですね、と言ううれしい一言も聞けました。
そして、代表であるタツヤさんの処女作「読書会入門」では…
・初心者限定のテーブルだったため最初は緊張気味にスタート。みんな猫町倶楽部を知ってから申し込むまでに、かなり勇気を要したとのこと。(長い人は、5年ちかくホームページからの申し込みの機会をうかがっていた!)今回は、初心者のみのテーブルがあるので、思い切って申し込んだ。
・「趣味読書」って、気軽に言える場は少ない。読書は高尚なものと思われて引かれたり、逆に読書家の人には言い出しづらかったり。
・本に関する話題が盛り上がった。本は、どこで入手する? 書店? Amazon? 図書館? 買った本って、ぜんぶ家に残してる? 本に書き込みする?
など、初参加申し込みのハードルや、読書や本自体に関する話も出ました。
読書会後は、テーブルごとにベストドレッサーの決定です。今回は『クリスマスカラー、もしくはセミフォーマル』がドレスコード。
各テーブル、ベストドレッサー1名を決定し、選ばれた皆さんには前に出ていただきました。
ベストドレッサー紹介のコーナーの司会は猫町UG隊長チアキさん!
クリスマスカラー王道のグリーンとレッドのほか、ホワイトとゴールドや、ホワイトとブルーの組み合わせの方もちらほら。
服だけでなく、小物やネイルでクリスマスカラーを出している方もいらっしゃいました。
ベストドレッサー発表の後は、恒例のプレゼント本(DVD)交換の時間です。
今年は読書会とは違うテーブルに移動する、シャッフル形式でプレゼント交換を行いました。
テーブル移動後、自己紹介と自分が選んだ本やDVDのプレゼンをしてもらい、自分の右隣の人に本を渡していきます。
どの人に渡るかわからないプレゼントを選ぶのは難しく、「何を選んだらいいか悩んだ」という声も聞かれました。でもそこは本好き、映画好き。皆さんとても嬉しそうにプレゼントを開けて、そこからさらに話が広がっていきました。
次に懇親会では美味しい食べ物に舌鼓を打ち、アルコールも入りつつ、各テーブル益々の盛況ぶり。
読書会とはまた違い、様々な話題を楽しむことができました。普段は行かない他分科会のテーブルへお邪魔したりできるのもクリスマスパーティならでは。興味深い話を聞くことができます。
途中で代表タツヤさんから、(順不同)竹村優子さん、吉川浩満さん、駒井稔さん、紫原明子さん、白河桃子さん、海猫沢めろんさん、鈴木淳史さん、二村ヒトシさん、芳麗さん、柴田英里さん、大泉りかさんという、豪華ゲストの方々の紹介もありました。
楽しい時間は本当にあっという間に過ぎ、お開きの時間となりました。
ここまで読んで、2020年のパーティーに初参加で申し込みしようか迷っている方(はい、そこのアナタです)、読書会やシネマテーブルで難しい考察、分析をしないといけないのかも、ドレスコードってそんなに服持ってないし自信もない…、なんて心配をしていないでしょうか。
難しい考察、分析をする人は(ほとんど)いませんし、参加者皆さん和気あいあいとした雰囲気で自分が最近読んだ本や観た映画をオススメしあったりしていますよ。ドレスコードも自分なりの解釈で(こそっと「あ、忘れてた…」でも)全然大丈夫ですので、心配は無用です。
また、2020年からもっと「本を読もう・映画を観よう」と思っている方、ほんの少し勇気を出して定例会(通常開催の各分科会をこう呼びます)にぜひ一度、参加してみて下さい。
普段自分が選ばない本・映画の会に参加してみるのも、新たな発見がありますよ。
各分科会のもう少し詳しい様子を知りたい方は、Twitter、mixiもありますのでぜひフォローを。
本を読んだり、映画を観たりした後の「自分はこう思ったけれど、他の人はどう思ったのかな…」のもやもやを解消でき、なおかつ新たな視点の意見も聞けるなんて、最高じゃないですか…?
我々サポーター一同「楽しかったので、また来ます!」の一言に支えられ、皆さんのご参加を心よりお待ちしています!
(文・写真: 東京猫町倶楽部全分科会合同クリスマスパーティーサポーター開催レポート担当一同)