猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2020年1月24日(金)
- 月曜会藤が丘本店 ジェイン・オースティン『高慢と偏見』
2020年1月24日、例年になく暖かく穏やかな日が続いていますね。藤が丘のJAZZ茶房靑猫で開催した月曜会1月定例会、オースティン『高慢と偏見』の様子をお伝えします。
読書会前の靑猫マスター高橋さんによるジャズ講座ではジャズピアニスト、ブライアン・カルバートソンのアルバムから都会的で洗練されたピアノを鑑賞しました。
今回の課題本はシェイクスピアにも匹敵する傑作と名高い作品であり、50名近くの参加者の皆さんが集まりました。さっそく各テーブルでの盛り上がりをお伝えします。
「高慢はダーシー、偏見はエリザベスだと思っていたけど中盤以降はごちゃ混ぜになっていた」
「映像化された作品もたくさんある、おススメは・・・」
「源氏物語でいうとダーシーとビングリーは薫と匂宮、源氏と頭中将の関係みたいだった」
「シャーロットが加点方式で結婚相手を見ているのに対して、エリザベスは原点方式で相手を見ているところがおもしろい」
「普遍的な物語性があると思う、『赤毛のアン』、『若草物語』、多くの少女漫画につながっていると思った」
「最後のエリザベスの手紙のはしゃぎ方がミス・ベネットみたいで皮肉っぽかった」
「ウィッカムの容姿がよすぎたからだらしない男になってしまったのでは?」
「ダーシーの告白が唐突すぎ、あれは成功するはずないじゃないか!」
「そこから成長して見事に立ち直った」
「モテるとはどういうことなのか考えさせられる」
「この作品の良さがわかるには女性的な感性が必要かも」
「舞踏会のあとのやり取りが合コンの反省会みたい」
「ミス・ベネットがエキセントリック、ラストがギャグみたい」
「ちょっと母親悪く書きすぎだよね」
「ミスタ・ベネットの我関せずな態度が割と好き」
「エリザベスの結婚報告のときに尊敬できる相手とではないと・・・と諭したときが経験談っぽかった」
話し足りない!という声が上がりながらも2時間近くの読書会は終わりに近づきました。
1月の今日の一曲はリッチー・バイラークのアルバムHubris(「傲慢」という意味です)より、Future Memoryを鑑賞、ジャズ講座とは趣がちがうピアノのきれいな音でクールダウンしました。
月曜会では毎回遊び心あふれる「ドレスコード」を設定しています。
今回のドレスコード「カントリー」で選ばれたベストドレッサーはこちらの方たちです。
読書会後はニクバルダカラに場所を移し懇親会、今年の藤が丘も話し足りないみなさんが話に花を咲き乱れさせていました。
次回の課題本は『平家物語』(の三の巻まで)です。
それではみなさんまた次回も月曜会でお会いしましょう。
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<文責:おりがみ、写真:月曜会12.5期サポーター>