猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2020年2月12日(水) 受付開始 19:00/ シネマテーブル 19:30~
- 東京シネマテーブル 第61回『パラサイト 半地下の住人』
2020年2月12日(水)、渋谷「ザ ギャンゲット バイ モジャ」で開かれた第61回東京シネマテーブル。課題映画は2月10日にアカデミー賞4冠が決まったばかりのポン・ジュノ監督「パラサイト 半地下の家族」!いま最も熱い映画とあり、会場には70名もの参加者が集まる熱い会になりました!!
【あらすじ】
全員失業中の貧しいキム一家。家庭教師の仕事を紹介された長男が身分を偽り訪れた先は、パク社長一家が暮らす大豪邸。思わぬ高給の就職先を見つけた長男は、妹を美術家庭教師として紹介。徐々に「パラサイト」していくキム一家。しかし、その先には誰にも想像し得ない衝撃の光景が待ち構えていた―。
シネマテーブルでは最初に、猫町倶楽部唯一のルール「他の参加者の意見を否定しない」をみんなで確認します。このルールがあってこそ、常連の方も初参加の方も楽しく話し合えるというものです。映画にちなんだおまけのおやつには「桃のグミ」が用意されました。鑑賞した方には納得の選択ですよね?
テーブルごとにファシリテーター(進行役)を決めたらスタートです。映画で描かれる家族たちについては「どちらに共感できるかでその人の育ちが見えるのでは?」、「二つの家族は表裏一体でどちらの立場にもなり得たのではないか」といった話題で盛り上がりました。また、「導入部分の描き方は説明的ではないのに、その家族の人となりが分かり一気に惹きつけられた」、「窓と階段が象徴的に使われていた」など、ストーリーの運び方や映像描写についての感想もありました。
「登場人物の中でこの人が一番・・・・」、「ラストの解釈は・・・」という話にも熱が入りましたが、「パラサイト」はネタバレNG映画なのでこの先は自主規制!鑑賞済のみんなで心置きなくネタバレできるのもシネマテーブルの醍醐味のひとつと言えましょう。
しばしのご飯タイムをはさみ、続く懇親会は「ジョジョ・ラビット(懇親会の映画は鑑賞必須ではありません)」、「アカデミー賞について語りたい」、「初心者さんいらっしゃい」、「最近これ観た&これから観たい」の4テーマに分かれて話を続けます。
懇親会では自分の話したいテーマのテーブルに自由に移動して参加できます。「ジョジョ・ラビット」のテーブルでは「説教くささがなくて受け入れやすかった」、「戦争映画のイメージが変わった」といった意見がありました。シネマテーブルの告知で初めて「ジョジョ・ラビット」を知って観て来たという初参加の方も。様々なきっかけで映画を見て、他の人たちと話して、また違う映画を観たくなって・・・と映画鑑賞&トークの輪が広がっていくのは楽しいものですね!
熱気に包まれたまま、あっという間に終わりを告げるシネマテーブル。名残惜しい方、今回参加しそびれた方、初参加しようかずっと迷っている方、3月のシネマテーブルが皆さんをお待ちしています。
次回3月12日(木)の課題映画はサム・メンデス監督「1917 命をかけた伝令」。全編がワンカットで撮られたかのような話題作で、既に鑑賞した方からも映像に圧倒されたといった声が寄せられています。また、懇親会映画(鑑賞必須ではありません)は、”フェスティバル・スリラー”「ミッドサマー」。普段のシネマテーブルは水曜日開催ですが、今回は「木曜日」開催です。この点だけお間違えなく、ぜひ熱い夜をともにすごしましょう!
3月12日(木)19:30~「1917 命をかけた伝令」@渋谷「ザ ギャンゲット バイ モジャ」:お申し込みはこちら
※開催中止となりました。
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(写真:マーシー/ 文:しょうこ)