猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2020年2月19日(水曜日) 受付時間18:45 読書会19:15〜21:15
- 名古屋藝術部 『文化系のためのヒップホップ入門』シリーズ
2020年2月19日、名古屋藝術部では『文化系のためのヒップホップ入門』シリーズにて課題本選択制の読書会を行いました。
場所は猫町倶楽部おなじみのJAZZ茶房青猫さんです。ゲストなしの通常読書会かつヒップホップで人は集まるのだろうか…とドキドキでしたが、ルール通り少なくとも単巻読了した方から、3巻コンプリートした猛者までの29名が参加してくださいました。
入り口では、お店の看板と共に見覚えのあるポスターがお出迎え。
『文化系のためのヒップホップ入門』は現在3巻まで出ています。中身を見たことのある方はご存知のとおり、各巻に登場する人数・曲数共に膨大な量が登場します。そのため、参考で関連本を持参してくる方、楽曲や動画のデータを持ってくる方もちらほらいらっしゃいました。
藝術部では多岐にわたるジャンルの課題本を扱うため、「知識がなくて」「よくわかってないけど来ました」とおっしゃる方が各回一定数います。しかし、読書会は課題本読了と他人の意見を否定しないことのみが参加ルールです。本を読んで感じたことや考えたことを参加者同士で話す場なので、藝術部に興味ある人は気軽に参加してもらえると嬉しいです。
さてそんな読書会では、次のような発言が出ました。
・ターンテーブルやシンセサイザーの使い方が変わることで音楽が変わるという現象が面白かった。
・多様すぎてヒップホップの定義が何なのか最後までわからなかった。
・ヒップホップは多様だからこそ広がったと思う。
・課題本に出てくる曲やMVをYouTube等で追いかけながら読むのが面白かった。
・ビーフの変化にヒップホップの歴史を感じた。
猫町おなじみの菊地成孔さんや2018年クリスマス会の『ライムスター宇多丸の「ラップ史」入門』のおかげでしょうか。ヒップホップが好きな方がちらほらいらっしゃいました。そのような方々からは、
・ラップが嫌いだったが、近年あるグループにはまったのと、クリスマス読書会がきっかけで、だんだん聴くようになった。
・MCハマーが有名になった頃を思い出した。
・iPhoneの登場で創作や有名になる方法が変わった。
・1巻と2巻の間で本の中身に大きな隔たりを感じた。
という意見が出ました。
また、今回はドレスコードを設けていませんが、気合を入れて参加した方が一部いらっしゃいました。(写真左の方は不審者じゃありません…!)
そして、読書会終了後は同じく青猫にて、美味しいごはんを食べつつB2B(交互に曲をかけるDJスタイル)を楽しみました。懇親会参加者が好きな曲を持ち寄り、それぞれがその曲を発表しました。
名曲から「えっこれもヒップホップなの?」という曲まで流れたので、これを機にヒップホップ理解が深まった方も多いのではないでしょうか。
今回の参加者や平日の読書会に参加するのが難しい方には、読書会連動イベントとして2月24日(月・祝)のコアタイムリブート『猫町倶楽部のためのヒップホップ入門』 でも楽しんでいただけたかと思います。(コアタイムリブート開催前にレポートがアップできず恐縮です)
名古屋藝術部の今後企画といたしましては、次回開催内容・日程が確定しましたらmixiにてお伝えする予定です。また多くの方が参加してくださることを楽しみにしております。