猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2013年09月28日(土) 18:30~21:00
- 村上隆「芸術起業論」【関西アウトプット勉強会 第41回】
関西アウトプット勉強会、9月度定例会課題本は、村上隆『芸術起業論』でした。
名古屋、東京に続いての関西での『芸術起業論』。
猫町倶楽部関係からの注文殺到のためか、amazonでは品薄状態が続いていました。
9月の参加人数は27名。うち8名が初参加。
初参加の敷居は、なんだか高い気がしますよね。
でも大丈夫です!
初回・2回目の参加者の皆さんがリラックスして楽しんで頂けるよう、サポーターが細心の注意を払って座席の振り分けをしています。
初回・2回目の参加は、お客様気分で大丈夫。
そして、3回目以降は常連さん認定。
関西アウトプット勉強会では、3回連続しての参加をおすすめしています。
本当の意味での「読書会の楽しさ」を感じて頂けることと思います。
以下、関西の猫町倶楽部会員の言葉です。
『読書会の醍醐味は、本を読んだ時、何となく良いなと思ったところやその時自分が感じた気持ちなどが言語化する事で意識の中で明確になるところ。またそれは、必ずしも自分が喋った内容だけでは無く他者が喋った内容についても同様で、「そうそう!そうだよね~」という感覚が非常に新鮮で良かった。』
『参加者の大半は、そのテーマに興味があるというよりは読書会のメンバーたちと会いたいから。』『大人になってからの友人関係はどちらかと言うとじっくり少しずつ熟成されていく感じだが、読書会で出来る友人関係は一気に距離が縮まる感じ。仕事や近所付き合いといった利害関係が無く、気に入らないなら参加しなければ良いという気楽さもあって?最初から本音で話が出来るから良いのかも。』
それでは!受付開始直後よりレポートいたします。早速、村上隆氏の作品集を回し見しながら談笑中の参加者。
受付の様子。
主催者のタツヤさんの挨拶から、読書会スタートです。
各テーブルの様子。
Aチーム
Bチーム
Cチーム
Dチーム
今回も、色々なやりとりがありました。例えば・・・
『日本の芸術界は閉鎖的になりがち。アーティストがカネの話しはしにくい。』
『村上隆は真のオタクじゃなくて、オタクを利用して金儲けしてる人。』
『新聞記者が村上隆論の記事のまとめを「作品を見た人々は何を感じるのだろうか」って問いかけで締めてた。』⇒『記者もわかってへんねやん!!!(一同笑)』
といった、芸術界や村上氏についての意見、
『島田紳助が著書で成功の秘訣を「X軸は自分が出来ること、Y軸は世間に受け入れられるもの」って書いていて、村上隆と被った。』
『将棋の羽生さんの言葉にもあったが、直感は全く偶然に何もないところから思い浮かぶものではなく、経験や蓄積を通して浮かび上がってくるものである。従って、知性と感性は実はどこかでつながっている。』
など、課題本を読んで連想した、他の有名人に関する話、
『実際の開発現場でも、ロジカルに理詰めで考えた商品よりも直感でこれは良いなと思って、そこからいろいろロジカルに詰めていった商品の方が売れる』
『良いものを作っている職人こそ、良いものを作っているという事実にあぐらをかかずにプレゼンやマーケティングに力を入れて欲しい。そうしないと、プレゼンやマーケティングに優れた悪いものが市場を席巻してしまう。』
といった、実際の仕事に関連付けた意見。
真面目な議論が多いのかと思いきや、
『っていうか、装丁がキモチワルイ!』
という、素直すぎる感想に盛り上がったり。
皆様、いかが思われましたか?
今回の課題本、ブックカバー装着率が高かったです。
猫町倶楽部では、参加回数に応じてブックカバーのプレゼントを行っています。
回数が増えると、色が変わったり、星の数が変化したり。
ちなみにこれは私のブックカバー。一番最初の「緑カバー&☆1つバージョン」です。
実は、ブックカバーには他にも楽しいルールが潜んでいます。
是非参加して、ブックカバーもゲットして、ちょっとした遊び心も楽しんでくださいね。
今回、初参加してくれた方から、翌日メールを頂きました。
『おかげさまで、思ったよりだいぶ気楽な感じで楽しめたよ。二次会もフツーに盛り上がったし、何かもう全員が初対面とは思えない感じやった。笑』
・・・きっと、みんなそんな感じで楽しんでいただけると思います。
今回、私は二次会参加できなかったので、筆者交代です。
はい、2次会から筆者が変わりました。1次会の筆者のように軽やかにはいきませんが、その境地を目指してがんばります。
2次会はいつも読書会をしている会場の近くの居酒屋です。時間無制限・・といきたいところですが、いつもだいたい11時過ぎくらいまでかな。終電がありますからね。
1次会の同じグループ同士で盛り上がっているところもあれば、1次会で顔を合せなかった同士が“初めまして”からスタートする場合も。
話題はホントに何でもありで、そこかしこで実にいろいろな会話が交わされています。
本の話、映画の話、仕事の話、趣味の話・・。今回も夢中で話しているうちに締めの時間になってしまいました。
さて、10月の読書会は「老子」です。老荘思想といった言葉で知られている古代中国の思想家ですが、ビジネスとどんな関係があるのでしょうか。
不思議に思ったそこのあなた! ぜひ参加してみてくださいね。