猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2013年10月19日(土) 17:30~20:00
- 「老子」【東京アウトプット勉強会 第54回】
秋も深まる10月。10月といえばそう、「読書の秋」ですね。
第54回東京アウトプット勉強会は
中国古典の名著「老子」を課題本に開催されました。
読書会が始まる前の会議室。静寂な空気に包まれています。
実在したのかどうかを疑う説があるほど、その経歴が謎に包まれている老子。
今日は一体どんな話で盛り上がるのでしょうか。
85名が参加した今回の読書会は11班に分かれての読書会です。
入り口には班の位置を示すホワイトボードが。
その脇には、猫町図書館のコーナーも。
気になった本をお持ち帰り頂き、次回来た際に返却頂くというシステムです。
事前に行われるファシリテーターミーティングも皆真剣!
課題本のポイント等を共有しています。
こちらは、2012年度の第3期サポーターが大集合!
久々の再会に皆笑顔♪
さて、会の始まりです。
まずは代表のタツヤさんと副代表のパクちゃんからご挨拶。
そして、本日は40回目の参加者の方がいらっしゃいました。
なんと、、サポーターリーダーのKさんではありませんか!
40回記念のブックカバーがタツヤさんより手渡されます。
猫町倶楽部では各会の参加回数に応じて、ブックカバーのプレゼントを
行っております。そして、街でこのブックカバーをしている人を見掛けたら
声をかけても良いというルールがあるんです。
もしかしたら・・・それがきっかけですてきな出会いがあるかもしれませんね♪
是非ブックカバーをゲットして下さいね!
いよいよ読書会の始まりです。
老子の考えに賛同する人、否定的な人、様々な意見が飛び交いました。
中には諸子百家の関連本を何冊か読み込んできた方も。
しかし多くの方が、老子に触れるのは初めてのようで、
読書会を通して様々な意見を聞くことで理解が深まったようでした。
お酒の名前として有名な「上善は水のごとし」という言葉も
「老子」からの引用とは知らなかったという感想も多くありました。
流れる水のように、柔軟に生きることをすすめた老子の考えが現れた一節ですね。
老子は善意も悪意もなく、無理をしない、あるがままに変化するだけの
「自然」を重んじ、「自然の摂理に学べ」と説きました。
社会の急激な変化と果てしない競争が繰り広げられていた
中国春秋戦国時代は現代社会に通じるところがあります。
肩の力を抜き、自然体で生きる術を語った「老子」は私たちに
訴えかけるものが多くあったように思います。
多くの学びがあった読書会も終了。
タツヤさんから新企画「猫町UG(アンダーグラウンド)」の告知が。
18禁のこのイベント、何だか妖しげで楽しそうですね。
興味のある方は、開催スケジュールをご覧下さい。
また、東京アウトプット勉強会、次回は11月16日(土)にゲストに著者の
國分功一郎さんをお招きして開催します。課題本は「来るべき民主主義
小平市都道328号線と近代政治哲学の諸問題」 (幻冬舎新書)です。
小平市都道328号線問題を通じて民主主義のあり方を問う必読の書です!
著者の國分さんと話せるチャンス!是非ご参加下さい!
その後、サポーターから「猫町倶楽部課外活動」の告知です。
猫町倶楽部では、mixi の「猫町倶楽部課外活動」コミュを使用して
定例会以外にメンバーが自主的に企画している課外活動を行っています。
日本近代史、世界史、ミステリー、漫画、児童文学等の
幅広いラインナップの読書会から登山、 写真、バーベキュー、旅行、
はたまたダイエット部まで、幅広い活動を行っています。
―連載 *課外活動紹介 Vol.4*
という訳で、課外活動のご紹介を。11/30(土)に
「ファシリ勉強会#2 ~皆で読書会の場を作るための”ファシリ支援”に
ついて考えてみよう~」が開催されます。
ファシリテーターをやるのはいいけれど、振り返りの場が欲しい…
ファシリテーターをやるにあたって、どんなことを考えればいいんだろう…
ファシリテーターが困っていた場合、どうにかサポートしてあげられないだろうか…
そんな悩みはありませんか??
みんなでファシリについて勉強しましょう!懇親会もあります。
興味がある方はmixi 「猫町倶楽部課外活動(東京)」コミュをご覧下さい♪
それではまた次回!お会いしましょう!
(文: 東京アウトプット勉強会サポーター しゅり)