扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2011年4月17日 PM4:00~6:00
  • 4/17(日) 久生十蘭/藤沢周平/太宰治

2ヶ月ぶりの開催となった4月、第15回の東京月曜会定例会の課題本は
「植島啓司が選ぶ3冊」 。
前回2月にゲストでいらしていただいた植島啓司さんに選書をお願い
しました。(前回の開催レポートはこちら

会場は代官山「chano-ma」



1)久生十蘭「予言」-『久生十蘭短篇選』岩波文庫 青空文庫 

2)藤沢周平「神隠し」-『神隠し』新潮文庫 

3)太宰治「誰も知らぬ」-『文豪ミステリ傑作選 太宰治集』河出文庫(絶版)
             青空文庫



【植島さんからのメッセージ】 選書に当たって
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

どれも謎がいっぱいで、普通に読むと、どう解釈していいか迷わされます。

「予言」では、いったい何が真実なのか?
「神隠し」では、誘拐された女将はいったい何を考えていたのか?

「誰も知らぬ」では、女主人公の突発的な行動の理由はどう説明されるのか? 

読む人によって違った解釈が浮かび上がってくることでしょう。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~


会場では、どのグループもくつろいだ雰囲気の中、それぞれの課題本が持つ
作品世界を掘り下げた深みのあるトークを、思い思いに楽しんでいました。














 
毎回設定されるドレスコードで遊ぶことも、月曜会の楽しみの一つです。
今回のドレスコードは「ミステリアス」。

タツヤさんもミステリアス(笑)


 
読書会終了後のベストドレッサー賞の発表では、各グループで選出された
候補者たちが、それぞれの「ミステリアス」な世界観を服装と言葉で
表現してくれました。














 
 
そして今月の「聖子賞」はこの方。


 
受賞理由は・・・「見ればわかるでしょう?(笑)」。

確かに、「ミステリアス」以外の何者でもありません!
 
 
受賞者全員で記念撮影。さすが、みんなシックですね。


 
 
今回、名古屋の月曜会で制作された『月曜会新聞』と翻訳者柴田元幸さんの
トークイベントの内容を書き起こした小冊子『柴田元幸とアメリカ文学で遊ぶ』も
披露されました。どちらも素晴らしいクオリティ!

どちらも来場者限定です。



名古屋から駆けつけてくれました!


 
 
最後に、第二部のアフターパーティーの模様です。




 

 
 
それでは、来月の開催も楽しみにしていてください!
 
 
 

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