猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 12月21日(土)
- 著者の鈴木謙介さんが登場!「ウェブ社会のゆくえ―多孔化した現実のなかで」【名古屋アウトプット勉強会 第84回】
12月21日(土)に行われた第84回 名古屋アウトプット勉強会は、
社会学者である鈴木謙介さんの「ウェブ社会のゆくえ―多孔化した現実のなかで」が課題本でした。
前回の読書会から使用しているのが、オリジナルのマイ名札。参加する度に持ってきて、その時の課題本のシールを貼っていきます。今回は2回めなので2つめのシールをペタ。これ、達成感が感じられますね。
ちなみに12個シールを集めると「何かいいこと」があるそうですよ!
そして読書会には「ファシリテーター」と呼ばれる各テーブルの進行役の方がいらっしゃいます。こちらは参加歴が4回以上の方であればどなたでもやっていただけます。
開始の30分前に集まっていただいて、こんなふうに事前ミーティングがあるので、初めての方も安心ですよ。
今回からファシリテーターを4回以上行うと、「いつもありがとう」の気持ちを込めて猫町倶楽部オリジナル付箋セットが進呈されます。
これを見た方たちは「これ、ほしい〜!」と評判でした。
早速読書会が始まりました。
FacebookやTwitterなど誰しもがSNSを使うようになってきている今だからこそ、この本に対して様々な意見が出ていました。
「人と話している時にスマホを見るのはどうなのか」という問が出ると、「それは一言断ればいい」という対面コミュニケーションを重要視する意見があったり、個人の記録用なのに写真を取るのにいちいち断りを入れるのはどうなのかという疑問があったり。
その場に求められる様式を、スマホのカメラで撮影したり、友達とLINEをすることで場を壊すことに関してのそれぞれの見解などを各々意見交換しました。
鈴木さんも各テーブルを回って一緒に意見交換をしました。
ここでは「昔は教室は先生と教科書からしか情報が入らなかったのに、今はスマホで様々な情報が入ってくるようになった。」と大学の講義の多孔化についてお話されていました。みなさん真剣に聞いています。
読書会のあとはおまちかねの鈴木さんの講義。本には書いていない多孔化の背景について1時間お話いただきました。
メモをとる人も多く真剣に皆さん聞き入っていました。
空間やイベントというところで「市民マラソンについてどう思うか」など事前に集めた鈴木さんへの質問にも答えていただき、盛り上がった講演会になりました。
会場は変わって2次会です。引き続き鈴木さんにもご参加いただきました。
ここでも鈴木さんへ質問タイム。2次会はちょっとくだけた質問が飛び出しましたよ。
他の質問としては「リア充はキライですか?」「社会学者って普段何してるの?」とかや「昔好きだったアイドルは?」などの質問に、おもしろおかしく答えていただき皆、大爆笑でした。
今回は趣向を凝らして席替えタイムは話したい話題のテーブルに移動することに。その分野は「鈴木さんと話す」「さらにアウトプットする」など読書会に関連することから、文学や歴史、スポーツなど趣味について語るテーブルも用意。
それぞれのテーブルで皆さん盛り上がっていました。こんな風に読んだ本の著者と話しながら、参加者同士で本について語り合えることってそうそうないですよね。
この読書会は初めて来た方でも楽しんでいただけます。今回初参加の方にお話を聞くと「とっても楽しかった」「いろいろな人が話しかけてくれて安心して楽しめた」という意見をいただきました。初めての人でも、今回仲良くなった人と「mixiでマイミク申請するね」などとコミュニケーションを深めていましたよ。
今回は読書会、講演会、2次会と約8時間の長いイベントでしたがあっという間でした!