扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2014年2月9日(日) 
  • 月曜会新企画【長編読書会】カラマーゾフ・プロジェクト<前編>


本が好きな方なら、一度は耳にしたことがある『カラマーゾフの兄弟』。聞いたことがある・手にとったことがあるという方は多いと思いますが、実際に読みきった方は少ないのではないでしょうか? そんな方に朗報、月曜会に参加すれば、あの長編小説「カラマーゾフの兄弟」を読破できる!・・・はず(笑)

計画段階では、読むのに大変な本だから、そこそこの人数が集まれば御の字・・・なんて声もありましたが、蓋を開けてみれば満員御礼。会場は冬の寒さも吹き飛ぶ熱気に包まれました!

読書会でカラマーゾフが取り上げられると聞いて、遠方から来られたという方もいらっしゃいました。

前編では、まず第一巻・第二巻を読んでの読書会&レクチャーです。


 


 


カラマーゾフ家の人々を取り巻く様々な物語が錯綜するこの本、膝をつき合わせれば、十人十色の感想が飛び出します。


 

 

そして会場には前回のプレイベントに引き続き、ゲストとして課題本の翻訳者の亀山郁夫先生に来ていただきました。   各テーブルを周っていただき、我々の話に耳を傾けていだたきました。

 


フョードルは中小企業の社長によくあるタイプ? 3兄弟では誰が好き?
大審問官の読み解き方、様々な質問や意見が出ていました。


 

読書会の後は、課題本にちなんだ一曲♪ 今回は、亀山先生の選曲です。

ショスタコーヴィチ 「交響曲第13番」

 

そして、月曜会は長編読書会でもドレスコードがありますよ。

今回のドレスコードは「ロシア風」。帽子やスカーフ、ルパシカに小物、お洒落なロシア風が揃いました!今回のベストトレッサーの皆さんは、亀山先生とご一緒に記念撮影。


 

 

後半は亀山先生による、カラマーゾフの兄弟を読み解くレクチャータイム!

身振り手振りも交えて課題本の深い世界を語っていただきました。


 

 


 

また、たくさん集まった質問の中から、いくつかを選んで丁寧にお答えいただきました。


質問されたみなさんと。


あっという間の1時間半。その後の懇親会でも・・・


「まだまだ話し足りない」という参加者の皆さんが亀山先生を囲み、トークタイム延長戦に突入。


さらにディープな内容になり、参加者の皆さんは前のめり! まさに「話し足りん!!」ですね。

 

  

 
カラマーゾフ・プロジェクトでは、毎回「オリジナルしおり」をプレゼント。今回は二男イワンをイメージしています。また、テーブル札の裏側にはロシア正教の十字架をあしらいました。


長編読書会「カラマーゾフ・プロジェクト」の後編は5月11日に開催します。

次回は会場を名古屋駅前ウインクあいちに変更し、広い会場でゆったりお話ししていただけます。

前編の読書会に参加していなくても、光文社版5冊を読了すれば、もちろん参加できますので、

この機会にみんなでカラマーゾフの兄弟を読んでみませんか?

 

 

(月曜会6期サポーター うっかりどん兵衛)

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