扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2014年11月14日(金) 
  • 第84回 サミュエル・ベケット「ゴドーを待ちながら」読書会【藤ヶ丘会場】

11月14日。ぐっと寒い時期になってきましたね。読書家の隠れ家「JAZZ茶房青猫」にて、第84回月曜会読書会を開催致しました。
課題本はノーベル賞作家、サミュエル・ベケットの代表作『ゴドーを待ちながら』。月曜会初の戯曲となります。この不条理の世界に対して、参加者の皆さまからどんな意見が飛び出すのでしょうか?



テーブル札はサポーター手作りの切り絵。ヴラジーミルとエストラゴンが待つゴドーは果たして誰なのでしょう?

今回のドレスコードは浮浪者のイメージから「ストリートファッション」。おかげで、いつもの読書会の雰囲気とは違い、常連の方にも新鮮な会になりました。



Q.これからクラブですか?
A.いいえ、読書会です。

さて、時間になりました。読書会スタートです!



50名参加の内、なんと12名が初参加でした!何故か初心者多めです。みんなベケットのファンなんですか?と聞いてみましたが、誰ひとりイエスと答えず。偶然なのです。何かしらの意味を考えてしまうのは、本の読み過ぎですね。



とあるテーブルでは、
「ストーリーはわからないけど、ドキっとする一説がある。」
「戯曲だから動きがあるなしでは大分違う。」



「二人は実在してるのか?」
「この意味のない掛け合いの意味は?」
「ゴドーとは何者?」



「不条理は不条理として受け入れないといけない…」
「面白いのか?つまらないのか?」



などなど、興味深い意見がたくさん出たようです。印象的だったのは、「面白いと思えなかったのに、それを語る読書会はすごく面白い!」というお話。そこが読書会の魅力のひとつであります。基本的に同じ課題本は二度とやりません。参加された方は貴重な体験をしたのではないでしょうか。

読書会も終わりベストドレッサーの発表です!ドレスコードに則して、一番ステキな人をテーブルごとに選出して頂きました。



カッチョイイ男性の方、女性の方が選ばれています。わかりにくいですが、ヘッドフォンなどの小物が決め手だったみたいですね。



こちらの方のジャケットは自作。ブックカバーもいつも作品に合わせて手作りしている程の熱意!



目が!サングラスに目が!



ジャケットが良く似合う、大人のオトコって感じですね!



対してこちらはヤングファッション。キャップがトレードマークですね。



こちらの女性はこだわりのライダースジャケット。ビシっと決まってます。
(顔出しNGということでしたので服だけで失礼)



こんなオジサマもランクイン。シャツがキラキラしてイカす感じでした。



ベストドレッサーおめでとうございます!珍しく男性多め。しかも、常連だけど初めてベストドレッサーとれた!という方が何人も。何から何まで予想外の会となりました。

ラストは恒例の青猫マスターによる課題本のイメージに合わせた一曲、Eric Dolphyの『Far Cry feat.Booker Little』でお別れです。



・・・




二次会は藤が丘駅前「unvogue」にて
お疲れ様でした!



次回は12月13日クリスマス読書会です!
課題本はフィッツジェラルドの『グレート・ギャッツビー』
毎年すぐ定員が埋まるので、参加される方は申し込みはお早めに!


(第7期サポーター:スミー)

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